サンスポ、水戸正晴の万券を生む血統論「シュヴァルグランが混戦に断!」 (2/2ページ)
ウオッカ(09年)、ブエナビスタ(11年)、ジェンティルドンナ(12、13年)、そしてショウナンパンドラ(15年)と、このところ牝馬の活躍が目立つことを思うと、ルージュバック、ビッシュも侮ってはいけないことにはなるが、外国勢のナイトフラワーの存在も不気味と言わざるをえない。
ナイトフラワーは、昨年に続いての参戦。その昨年は11着に敗れたが、勝負どころで挟まれる大きな不利を被ってのもの。勝ち馬とコンマ5秒差だったことを思うと、地力強化された今年は‥‥の期待は小さくない。陣営の意気込みも大変なもの。要注意馬と言っていい。
ということで見応え満点の激しい競馬になること請け合いだが、反面、馬券的には実に難解だ。
近年牝馬が攻勢と書いたが、データからは充実期を迎える4歳馬が優勢であることも知っておくべきだ。
当方の狙いもその4歳馬。最も期待を寄せたいのは、シュヴァルグランだ。女傑ヴィルシーナの弟で、まだGI勝ちはないものの、能力は優にGI級だ。
3歳時は血統ゆえにクラシックでも、と期待されたが、体質的なひ弱さから開花せず。この春は阪神大賞典で初重賞制覇を成し遂げるも、続く天皇賞・春は3着、宝塚記念は9着に敗れている。
しかしこれは、使いづめの疲労が出て、すでに調子のピークを過ぎていたためだ。前走のアルゼンチン共和国杯は、58キロのハンデを背負いながら完勝。夏場のオーバーホールが功を奏したもので、春からパワーアップしていることも確か。
「使われて、さらに良化した。デビュー以来、最高の状態で臨めそう」
こう言って友道調教師は目を細めたが、中間の稽古内容のよさを思えばうなずけることだ。
4代母グローリアスソング(GI4勝)は、歴史に残る名牝。ジャパンCを勝ったシングスピール(GI4勝)、ダノンシャンティ(NHKマイルC)など、近親、一族に活躍馬がキラ星のごとくいる良血。混戦に断を下すのは、この馬と見た。