検査のFT3(遊離トリヨードサイロニン)の値でわかる甲状腺の異常とは? (2/3ページ)

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いわば、T3はT4の生まれ変わりのようなものなのです。T3そのものがホルモンとして作用する力が強いので、FT3となって甲状腺ホルモンとして全身への影響力もやはり強くでています。

実際に血液検査をして、FT3の正常値の目安は2.10~3.80pg/mlなので、FT3の値が高いか低いかで、実際に作用している甲状腺ホルモン量の過不足を知ることができるのです。 FT3が基準よりも低かった場合に疑われる病気 甲状腺ホルモンはT3、T4がありますが、この測定だけで診断することはありません。これ以外にも甲状腺刺激ホルモンなど他の数値も考慮し、総合的にみて診断がついていきます。

ここでは、FT3の値が正常値より低い場合に考えられる可能性のある病気をいくつかあげていきます。

甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンの不足が原因で代謝機能が低下する代謝内分泌疾患の一つです。甲状腺ホルモンが不足するので甲状腺ホルモンであるFT3の値も正常値より減少します。

慢性甲状腺炎(橋本病)
橋本病は自己免疫疾患とも考えられます。自己抗体が甲状腺を攻撃し、炎症がおこり、甲状腺ホルモンの分泌が低下します。その結果、甲状腺ホルモンであるFT3の値は正常値よりも低くなります。

また、甲状腺ホルモンが不足する意外な原因があります。

それは、ヨードの過剰摂取です。日本人は比較的、昆布といったヨードを含む食品を多く摂取しているので、ヨードの過剰摂取で機能低下を起してしまっているケースもあります。 FT3が基準よりも高かった場合に疑われる病気 バセドウ病(甲状腺機能亢進症)
バセドウ病は本来TSH(甲状腺刺激ホルモン)がホルモンを分泌するところ、自己抗体が甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを過剰に分泌してしまっておきる疾患です。

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるので、FT3が過剰になり、正常値よりも高い値となります。

亜急性甲状腺炎
甲状腺に炎症が起き、甲状腺の破壊が激しく起こると、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されます。
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