和田アキ子の「紅白落選」を呼んだ芸能界の”アッコ包囲網” (2/2ページ)
■NHKの巧妙なワナ?
「ヒット曲も無いのに、なぜ紅白に出続けているの?」
「司会の綾瀬はるか(2015年)と同じホリプロだから、バーターだろ!」
上記のような罵詈雑言が、毎年のように和田アキ子の紅白出場に対して浴びせられてきた(注3)。
実は近年、和田にはNHKから「そろそろ……(降りてもらっていいですか?)」という内々の降板打診が何回かあった。そこをホリプロがバーター含め政治力で踏ん張ってきた、という実情がある。だから批判は概ね事実なのだが、いよいよ取引材料が尽きた、ということか?
「既に報じられています(注4)が、再来年の大河ドラマ主演にホリプロの鈴木亮平の抜擢が決まっている。しかし彼の知名度からして、何かを要求するどころかNHKに頭が上がらなくなってしまった」(スポーツ紙芸能担当記者)
せめて朝ドラ『とと姉ちゃん』でNHKに貢献した高畑充希(注5)が司会者となっていれば……。さらにバーター要素の排除に加えて、
「北島三郎、森進一らベテランが自ら申し出て、“紅白から降りて後進に譲る”のが美談という流れを作ってしまった。今年も細川たかしが出場者発表前に、“もう紅白には出ない。道を譲る”と会見(注6)。彼らにその意図は無かったとしても、結果的には<アッコ包囲網>を敷くことになった」(前同)
ヒット曲も無いのに紅白に出場している歌手など、他にもいる。和田アキ子だけがここまで叩かれたのは、得意げに他人を断罪する不遜な態度が、反発を呼んでいたからだろう。つまりは自業自得。
今年の紅白のチーフ・プロデューサーは、『のど自慢』も担当する矢島良氏。いつもの言動を<笑って許して>もらえなかったので、<あの(落選の)鐘を鳴らすのはあなた(矢島氏)>となってしまった。
(注1)桐谷健太…歌手活動もしているが…。
(注2)初出場組の驚き…大竹しのぶとPUFFYの初出場も、「なぜ、いま?」感がぬぐえない。
(注3)罵詈雑言…主にネット界隈で。
(注4)既報…「週刊文春」11月24日号。
(注5)高畑充希…当然、ホリプロ所属。
(注6)辞退会見…落選を予感して、自ら降りたという見方もある。
著者プロフィール

コンテンツプロデューサー
田中ねぃ
東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ