放っておくと危険!胸が痛い時に考えられる5つの疾患
呼吸をすると
胸が痛いとか、チクチクするような痛みがあるような場合、どのような可能性が考えられるのでしょうか。
今回の記事では胸が痛い時に考えられる5つの原因や症状を合わせて紹介します。
□胸が痛い原因には内臓由来のものや、感染症、骨折などがある
□胸が痛むのには喫煙が大きく関与してくる
□胸が痛い時には速やかに病院を受診するべきである 胸が痛い原因1:結核結核とは結核菌に感染して発症することによって、呼吸器系に障害が見られる疾患のことを言います。結核と言うと昔あった病気のように思われがちですが、現代でも毎年何万人もが結核に感染しているということです。
原因
結核になる直接的な原因は結核菌に感染することですが、感染=発症ではありません。仮に結核菌に感染したとしても、免疫機能が正常であれば結核菌は休眠状態になります。
そして、免疫力が低下した時に悪さを始めるのです。
症状
結核の症状は風邪の時の症状とよく似ていて、咳や痰、体のだるさや発熱が見られます。また、胸の痛みや血痰がでることもあります。風邪とは違い、症状が2週間以上にわたって続くという特徴があります。
治療法
結核の治療法は薬物療法になります。よく用いられる薬としては、リファンピシンとイソニアジドに、エタンブトールにビラジナミドを組み合わせた物が挙げられます。
エタンブトールの代わりにストレプトマイシンが用いられることもあります。 胸が痛い原因2:気胸気胸とは、何らかの原因によって、肺に穴が空いてしまう疾患のことです。肺胞の一部がのう胞化したり、のう胞が破れて起こる自然気胸と、他の疾患に続いて起こる続発性気胸とに分けられます。
原因
気胸の原因は交通事故や強い力で圧迫されることによって折れたろっ骨が肺に刺さって起こったり(外傷性気胸)、病院の治療やハリ治療などで肺に穴をあけてしまうといったこと(医原性気胸)が原因として挙げられています。
また、原因がよく分かっていないこともあります(特発性自然気胸)。
症状
気胸の症状は、胸の痛みや呼吸困難、咳などがあります。また、空気が大量に漏れると心臓を圧迫してショックになることもあるということです。
治療法
軽症であれば安静、中等度以上の気胸であればドレナージを用いて治療を行います。 胸が痛い原因3:慢性閉塞性肺疾患慢性閉塞性肺疾患とは、COPD(chronic obstructive pulmonary disease)とも呼ばれている、従来は慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称のことを言います。
原因
慢性閉塞性肺疾患の最大の原因はタバコです。喫煙者の約15%から20%程度が慢性閉塞性肺疾患を発症すると言われています。その他の原因としては大気汚染なども挙げられています。
症状
咳や痰、胸の痛みのほか、階段を昇り降りした時など動作にともなって息切れがしたり、発作性の呼吸困難を起こすことがあります。
治療法
まずはタバコをやめて、気管支拡張剤の吸入などを行います。また、呼吸リハビリテーションや在宅酸素療法なども行われます。 胸が痛い原因4:不整脈不整脈とは、正常な心拍よりも速かったり遅かったり、また脈が飛んだりする疾患です。1分間心拍数が50回以下の場合を徐脈(じょみゃく)、100回以上の場合を頻脈(ひんみゃく)と呼んでいます。
原因
不整脈の原因としては、加齢やストレス、睡眠不足や疲労などが挙げられています。また、心疾患によって二次的に不整脈が見られることもあるそうです。
症状
めまいや胸痛、労作時の息切れ、日常生活における呼吸困難などさまざまです。ひどい場合には意識を失って倒れたりすることもあるため、注意が必要です。
治療法
徐脈の場合にはペースメーカーを体内に取りつけることで、健康な人と変わらない生活ができるようになります。また、頻脈の場合はカテーテルアブレーション法がで手術せずに治せるということです。 胸が痛い原因5:肋骨骨折肋骨骨折は外からの強い外力によって肋骨にひびが入ったり折れたりすることを言います。医学的にはひびも骨折の範疇に入ります(不全骨折)。
原因
肋骨骨折というと、格闘技のような打撃による衝撃で折れてしまうようなイメージがありますが、実際には強い力で圧迫されることで)満員電車など)圧迫された場所とは違う場所に骨折が見られることが多いです。
症状
息を吸った時に胸の痛みが特徴的な症状として知られています。
治療法
肋骨は手や足と違って固定することが出来ないため、基本的には痛み止めなどで痛みを押さえながら自然治癒を待つこととなります。また、サポーターを用いることもあります。 胸が痛い時には速やかに医療機関を受診しましょう胸が痛い時の原因と症状をご紹介しましたが、このほかにも胸痛が出る場合は多数あります。
もしも胸に痛みが出た場合は早めに病院を受診して下さいね。
(監修:Doctors Me 医師)