和食を食べる時に気をつけたい! ついやりがちなマナー違反4選

そう聞くと、マナーを覚えること自体を諦めてしまうかもしれません。しかし私の実体験として、回数を重ねて覚えられるようになり、実践していく中で「若いのによく知っているね」「一緒に会食していて気持ちいい」などと言われるようになりました。そのお陰で会社の重役を交えた会食などにもご招待いただくようになり、貴重な経験を何度もさせてもらったことがあります。ですから、若いうちから和食のマナーを避けるのではなく、覚えることをおすすめします。和食のマナーを正しく理解しておけば、大学生のうちはもちろん、社会人になってからもさまざまなシーンで得をするでしょう。ここでは最低限の知識として、和食のマナー違反を4つに分けてご紹介します。
1)和食のNGマナー1 箸の使い方マナー
箸の使い方は日常でも見られる部分なので、日頃からたくさん練習できます。意識することで習慣化につながるので、ぜひ覚えてみてください。以下は、NGとされる箸の使い方です。
・ねぶり箸:箸をなめること
・握り箸:箸を握って持つこと
・迷い箸:どれを食べようか迷って、箸を器の上でウロウロさせること
・寄せ箸:器を箸で引き寄せたり移動させたりすること
・刺し箸:箸を器の中の食べ物に突き刺すこと
・噛み箸:箸を噛むこと
・渡し箸:箸を器に橋のように置くこと
・移し箸:箸同士で食べ物を受け渡すこと
・立て箸:箸をご飯に突き刺すこと
最低限としてこの9点を覚えておけば、基本的な箸のマナーはクリアしていると言って良いでしょう。その他に箸については、以下のようなこともマナーとして挙げられます。
・箸はお椀の中に入れて見えないように使う
・箸先は相手に向けない
2)和食のNGマナー2 お椀の使い方マナー
日常ではお味噌汁を飲む際を除いて、なかなかお椀を使用することはないかもしれません。しかし、会食や懐石料理では行くと必ず出てきますので、覚えておいてください。
・蓋を取る時
右側に向かって開け、水滴が落ちないように少し待ち蓋を外すこと。もし水滴が落ちそうな場合は、待っている間に椀の中に落とします。
・開けた蓋の置き場所
基本的に裏返しておき、ここでも水滴がこぼれないように置くこと。その中でもお椀物が一品の場合は、お椀ものの向こう側に裏返して置きましょう。お椀物が数品の場合は、そのお椀ものの右側に置くことがマナーです。
・食後の蓋の扱い方
お椀の蓋は閉めること。蓋をひっくり返してお椀物に乗せ置くのは、良く見るマナー違反ですので気をつけて下さい。
その他、貝殻など殻があるものの扱いとして、その殻を蓋に置くのはNGです。お椀の中に置いたままにしておいてください。お椀は蓋の扱い方が肝になってきます。知識をもってさりげなく上品に扱いましょう。
3)和食のNGマナー3 魚の食べ方マナー
会食や接待もそうですが、デートなどでも使えるマナーです。魚を綺麗に食べられると、それだけで一緒にいる相手から感心されるでしょう。実際、年配の男性上司は、この魚の食べ方をよく見てます。毎日の食事でも繰り返し訓練できますので、ぜひ身につけておいてください。具体的な食べ方は、以下のような手順となります。
1.魚の中央、背骨に沿って頭の方から尾に向かって箸で切りこみを入れていく
2.向こう側の背中の身をはがしながら、頭から順に食べていく
3.手前のお腹側の身を頭から尾に向かって食べていく。
※この時、身を手前に開くようにすると綺麗に食べやすい
4.身についている細かい骨は、箸で取って皿の上にまとめておく。
5.背骨を外す。手を使い、左手で尾をつまみ背骨の下に箸をいれ抑えて、尾を手で持ったまま骨を外す。頭の付け根まできたら頭ごと骨をとってしまう。
6.まん中に箸で切れ目を入れ、上半分から下半分の順番で小骨を外しながら頭から順に食べていく。
この流れの中でやってしまいがちなNGマナーが、以下のようなものです。
・骨が口に入ってしまった場合に手で出すのは避け、箸でつまんで出す
・裏返して食べるのはNG
・食べる時に身がポロポロ落ちそうになるからと言って手皿をするのはNGのため、懐紙を持って食べる
この魚の食べ方は、人によって一番の難関かもしれません。頭で理解していても、実際やってみるとスムーズにできない。そうならないよう、日常から魚の食べ方は訓練しておくとよいでしょう。
4)和食のNGマナー4 和食全体の食べ方の流れ
和食は基本的に、最初からすべての食事が目の前に並んででていることが多いでしょう。その場合、盛り合わせは全体の左側から右側にかけて味が濃くなり、左側から右側へ食べやすいように並んでいます。これを基本として、右から食べるのはNGとされています。
よくあるのが、特定のものだけ一点集中で食べる行為。これもマナー違反です。いろんな品を、少しずつ味わいながら楽しんで食べましょう。
和食のマナーは難しいように思われますが、「知っている」「ちゃんとできている」ことが周囲から一目おかれるマナーです。マナーの守れない人を、重要な会食や接待には連れていけません。社会人として身につけるべきスキルとして、ぜひ会得し活用してください!
執筆者:ゆう(ナレッジ・リンクス)