北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに (2/2ページ)
一方、1980年に完成した国営スーパー銭湯の「蒼光院」の入場料は5ドル(約530円)。柳京院よりは安く、平日には一般庶民も利用できるが、切符を買うために長ければ半日も並ばなければならない。また、列に横入りしようとする兵士や突撃隊(建設労働者)との間で喧嘩になることも多い。そういう面倒を避けて楽に入りたい人は、職員にワイロを掴ませる。
もちろん、蒼光院にも「夫婦湯」があり、夫婦でなくともワイロを払えば使えるため、手頃な不倫場所となっている。
かつて、北朝鮮でやりたい放題なのは、党幹部など政治権力を握った人々であると相場が決まっていた。
しかし今や、国民経済の市場経済化を受けて、「カネさえあれば……」という世相に変わってきているのである。