無礼演出は苦肉の策?SMAPの扱いに苦慮する年末音楽特番 (2/2ページ)
■ファン運動を利用し炎上狙いも?
一方で、11月17日にSMAPは『ベストヒット歌謡祭2016』(日本テレビ系)に登場した。しかしこれはあくまでも出演ではなく、過去の映像がVTRで取り上げられただけ。現状、SMAPのメンバー全員揃った姿は、依然『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に留まる程度だ。メンバー全員が歌番組に出演することを望む声も高まっていただけに、期待していたファンは大きく肩を落としたようだ。
さらに、番組でのSMAPに対する扱いに不満の声が挙がっていたという。彼らのVTRは「ベストヒット懐かしのアイドル列伝」というコーナーで紹介された。特にSMAPが「懐かしのアイドル」というくくりにされたことが、「過去のアイドル」を連想させるものとして反感を買った。しかし関係者によると、これは制作側の意図も含まれているという。
「番組内でアイドルを取り上げる中で、SMAPを出さないわけにはいきません。それならば、過去のアイドルという捉え方もできるような構成にして、あえて炎上を用いた視聴率の獲得方法を目指したのではないかと思われます」(前出・芸能関係者)
行き場のないファンの怒りをあえて買うことで炎上を狙い、視聴率の底上げを目論んでいたのではというのだ。一定数のファンは怒りながらも番組をみる傾向を利用しているのだとか。ファンにとってはソロ活動が安定するまで、歯がゆい気持ちを持ちながら歌番組をチェックすることになるかもしれない。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。