行きつく先は田代まさし?ASKAが断てなかった”覚せい剤の泥沼”

デイリーニュースオンライン

写真は「SCRAMBLE」より
写真は「SCRAMBLE」より

 やっぱりシャブはやめられなかったーー。歌手のASKA(本名・宮崎重明、58)が11月28日、自宅で覚せい剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。衝撃的だった初の逮捕から2年半。一世を風靡した歌い手は、再び鉄格子の中へ入ることになった。

「ASKAは東京都目黒区内の自宅で覚せい剤を使用し、今月25日に自ら110番通報しました。尿検査の結果、覚せい剤が検出されました。特段、内偵捜査が行われていたわけではなく、“自爆”した格好。飛んで火にいる夏の虫、となった」(全国紙社会部記者)。

 今年1月、ブログを開設。すぐに削除されたが、「盗聴・盗撮集団に狙われている」「パソコンを乗っ取られた」など被害妄想に満ち溢れた文章を発表して物議を醸した。今年7月から始めた最新のブログでも、相変わらず盗聴被害を訴えるなど異常ぶりは止まらなかった。

「逮捕報道が出ると、ブログを通じて否定。放送中の『ミヤネ屋』(読売テレビ)に物申すという前代未聞の展開となりました。そもそもブログではAppleのアカウントを乗っ取られた被害者ともつづり、異常性が際立っていた」(社会部記者)

 2度目となる覚せい剤逮捕。執行猶予中だったこともあり、今回も有罪となれば、前回の3年を含んだ懲役が待ち構える。そのうえで、週刊誌記者はこう語る。

「しばらく刑務所に入ったとしても、またやるでしょうね」

■前回の逮捕との気になる共通項

 ASKAを巡っては2013年7月、『東京スポーツ』と『週刊文春』(文藝春秋)が薬物疑惑を報道。『文春』に至っては直撃取材を受けている。

「あの時は“パイプで吸っていたのはアンナカだ”と、覚せい剤の混ぜ物に使われる薬物を出して奇妙な反論をしていました。今回と共通しているのは罪を認めず、よくわからない言い訳に終始する点。被疑者段階とはいえ、これでは黒という印象が強いのも、仕方ない」(前出・社会部記者)

 世間が注目しているのには十分承知しているにも関わらず、翌年5月の逮捕に至った。そして、執行猶予が解けぬ中での今回の逮捕。長らく薬物事犯を追ってきた刑事は、ASKAの将来を憂いて言う。

「逮捕の危険性を把握しながらも、覚せい剤に手を出す。拭いきれない常習性の深みにハマっています。ASKAは本来、恵まれているほうで、病院に入っても、家族が支えても、仕事があってもダメだった。脳が記憶する覚せい剤の快感がここまでくると、薬物と縁を切るのは難しい」

 ASKAはマーシーのようになってしまうのか。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。
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