「サンタクロースはいる」と嘘をつくことが親子の関係を破壊すという研究結果(英研究)

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「サンタクロースはいる」と嘘をつくことが親子の関係を破壊すという研究結果(英研究)
「サンタクロースはいる」と嘘をつくことが親子の関係を破壊すという研究結果(英研究)


 みんなは何歳までサンタクロースの存在を信じていた?ちなみにパルモは小6までで、クラスメイトのみどりちゃんが「そんなのいねぇよ、親だよそれ」と言い放ったことを親に言及した結果、いないことがわかっちゃった。その時のことを今でも鮮明に覚えているということはかなり衝撃的なことだったのだろう。

 サンタクロースは、ほとんどの小さな子供たちが楽しみにしている存在である。だがそのサンタクロースの存在を信じさせるメリットよりもデメリットの方が大きいのだそうだ。ある心理学者らは、サンタクロースは家族に長期的なダメージを与えかねないと主張している。


こんな大事なことが嘘だったなんて、親とか嘘つきまくりだろ?

 英エクセター大学の心理学者クリストファー・ボイル教授と豪ニューイングランド大学のキャシー・マッケイ博士は、子供がサンタは作り話であると自分で悟る前に実は嘘だったと両親が告げた場合、災厄が訪れると話す。

 子供は長い間騙されてきたと考え、ほかにも嘘を吐かれているのではないかと勘ぐるようになるからだ。彼らにとってとても大切なことが嘘だったと分かれば、騙し続けていた人間を信じられなくなるのも無理はないかもしれない。

 ボイル教授は『素晴らしい嘘(A Wonderful Lie)』という論文で、「子供にこの神話を信じ込ませることの是非を問わねばならない」と述べている。

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子どもにサンタがいると言う大人は子供時代を追体験したいという利己的な願望によって動機付けられている

 自分たちが良い子であったかサンタに判断されることは、子供たちにとっては恐ろしいものだ。しかも良かれと思って嘘を吐く大人の側は、実は子供時代を追体験したいという利己的な願望によって動機付けられている可能性すらある。

 例えば、大人になってもハリー・ポッターやスターウォーズの大ファンである場合、それは束の間であっても子供時代に戻りたいという願望の現れなのだという。

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 ポイントになるのは、それが神話に基づくのか、それとも嘘に基づくのかということだとボイル教授らは主張する。

 おそらくある時点で子供は「サンタは本当にいるのか?」と質問してくることだろう。それは友達から聞かされて抱く疑問かもしれない。あるいは両親が夢を見させることに飽きてしまったことで判明することもあるかもしれない。

 いずれにしろ、その時点で親はどう答えるべきか決めなければならない。そして、それが親子の間にあった信頼関係に影響を与えないとは言い切れない。

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 むろん彼らもサンタの伝説を一切語らずに子供を育てる難しさは承知しているほか、両親と子供を親密にするといったメリットがあることも認めている。さらにこれが観察に基づくものではなく、あくまで理論的な話である点も強調されている。

 ボイル教授らの見解は、進化生物学者リチャード・ドーキンスがかつて語ったことと同じである。ドーキンスは、子供におとぎ話を読み聞かせ、嘘の世界観を植え付ける両親を批判しており、そうした矛先は宗教にも向けられている。

子供時代のファンタジーに付き合うべきか? それとも懐疑主義の精神を育ませるべきか? 私の考えでは、子供たちに超自然的な世界観を植え付けることは相当に悪質なことだと思います

via:How Father Christmas can cause long term damage to a parent's relationship with their children
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