就活の自己PRで「個の力」をアピールする自己分析のポイント3選

会社は、組織活動の場であることから日常的には協調性が求められます。その上で、ここ一番でチームの『救世主』となれる『個の力』も必要としています。そこで今回は、就活での自己PRとして「個の力」をアピールするための自己分析のポイントを解説します。
1.個の力の重要性を理解する
例えば営業チームが月間1億円の売上達成を共有目標として、担当を分担し活動する。例えばシステム開発チームが、納期までの完成を共有目標として取り組む。この過程をスムーズに進行させるには協調性が必要です。しかし、全員が均等な能力を常に、もしくは、どのような状況でも発揮できるわけではないため、時には、他のメンバーの2倍も3倍もの責任を自発的に負うことをいとわない、『チームの救世主(個の力がある人)』となれる人を必要としています。『救世主』が、時々に応じて持ち回りで現れるチームが、会社の理想とするチームです。
2.『救世主』となった経験を掘り下げる
例えば、連敗が続きチームのモチベーションが下がっている。例えば、大会が近づいているのに準備が遅れている。…皆、まじめに取り組んでいるのに…このような状況下では、リーダーもメンバーも追い詰められています。そこで、『救世主』の出番です。自分も追い詰められている一人ですが、踏ん張り、活動量や担当範囲を増やし、リーダーや他のメンバーの負担を減らすことに尽力する。この結果、余裕が生まれ、チームが生き返った! このような経験をおもちの方は、この経験を掘り下げましょう。
3.自己分析し、明らかにする観点
以下の観点で振り返り、メモしましょう。
・チーム活動が停滞した状況(原因、雰囲気等に含む)
・「傍観するわけにはいかない、何か自分が背負わねば」等、その状況下での気持ち。(自発的な気持ちであることを強調)
・「数日間、ほぼ徹夜で発想の転換につながる資料を探した」「友人に声をかけて助っ人を集めた」「勝ちたいという意思を表明し、練習量でも表した」等、チームのためにとった行動を具体的に。
・「ほかのメンバーからも次々とアイデアが生まれるようになり、納得できる発表骨子を作成できた」「遅れを取り戻せただけでなく、質の向上にエネルギーを注げるようになった」「チームの熱気が復活した。声の掛け合いが増えた」等、行動がもたらした成果や影響。
・リーダーや他のメンバーからの感謝等、評価の声。
まとめ
精神的支柱、頼れる存在…救世主(=個の力をもった人)に対する表現は様々ですが、要は、チーム状況に対する当事者意識が強く、頑張っているうえで更に頑張る馬力(体力だけでなく知力も含む)を発揮できる人のことです。あらゆる会社から求められますので、3の自己分析をもとに、自己PRを作成しておきましょう。
文◯岡 茂信 (おかしげのぶ)
現在東証1部の情報システム開発企業での採用選考経験を元にジョブ・アナリストとして独立。大学及び就職イベントでの講演、有名企業に対し採用アドバイスを実施。著書に「就職活動がまるごと分かる本」「エントリーシート完全突破塾」「適職へ導く自己分析」がある。また、「岡茂信の就活の根っこ」(http://ameblo.jp/okashigenobu/)で就活の土台となる旬な情報を発信している。