俳優ギャラが安すぎた?山下智久に浮上した”移籍トラブル”の顛末 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■山Pを窮地を救ったジャニーさんの発言とは?

「山下は僕と契約しよう」

 この一言で問題は解決に向かい、最終的にはSMAPの当時チーフマネージャーとして権勢をふるった飯島三智氏(58)が引き継ぐかたちとなり、山下とメリー氏は矛を収めた。この一連の経緯について、出版関係者はこう話す。

「ジャニーさんは結局、情の人なんです。山下の一件は、見方によれば事務所サイドの言い分が正しい。ジャニーズという金看板あってのキャスティングですから、それを調子づいて不満をもらすなんて本来あってはならないこと。ただ、そうした山下の若気の至りを咎めずに、包むような言い方で説得してしまうのだから見事です」

 すんでのところで最悪の事態を回避した山下とジャニーズ。騒動を振り返れば、ジャニー氏の存在感が際立つ結果となった。一方で、事務所に一時は反旗を翻した山下の後見人を務めることとなった飯島氏。メリー氏との関係悪化が顕著になったのも、同時期だったとみられる。山下の移籍騒動が、SMAP解散騒動の序曲だったとしたら興味深い。

文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)
※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。
「俳優ギャラが安すぎた?山下智久に浮上した”移籍トラブル”の顛末」のページです。デイリーニュースオンラインは、メリー喜多川ジャニー喜多川SMAP山下智久ジャニーズエンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る