【プロ野球】《二遊間の系譜》西野真弘、安達了一で時代を築け! 阪急、オリックスのキーストーンコンビ (2/2ページ)
■ブルーウェーブ黄金期を支えた大島公一と小川博文
オリックス・ブルーウェーブが1995年、1996年とリーグ2連覇した際に二遊間を守ったのは、前述の福良と小川博文、そして大島公一である。
小川は1988年のドラフト2位で拓大紅陵高からオリックス・ブレーブス(当時)に入団。1年目から弓岡らとのポジション争いに加わり、開幕をショートで先発出場。レギュラーを勝ち取った。
パンチのある打撃を買われたこともあり、その後はショートを中心にあらゆる内野のポジションを守った。ただ、それでも1991年にショートとしてベストナインに選ばれている。1999年には全打順での本塁打を達成している。
大島は1992年のドラフト5位で日本生命から近鉄に入団。セカンドを大石大二郎と併用されるほどの実力があった。1995年オフに近鉄からトレードでオリックス・ブルーウェーブに移籍。オリックスでは主に2番・セカンドとして起用された。
1996年に神戸でリーグ優勝を決めた試合、イチローのヒットでサヨナラの本塁を踏んだ大島の走塁は印象深いシーンだ。ベストナイン2回、ゴールデン・グラブ賞は3回受賞している。
■安達了一と西野真弘で黄金時代を築けるか
安達了一は、今シーズンは病気のため出場試合が昨年より減ったものの、ショートでの守備範囲の広さと正確性には定評がある。派手でアクロバットな今宮健太(ソフトバンク)にイメージでは負けるものの、ショートのゴールデン・グラブ賞は安達が取るべき、と内外からの評価は高い。打率.273はキャリアハイで、充実期を迎えているのではないだろうか。
一方、西野は今季2年目で、143試合に出場した。元々打撃はいいので、課題はセカンドの守備だろう。名手だった平野の守備を目指して、これから伸びていってほしい。
安達、西野の二遊間が鉄壁となり、他チームから恐れられるようになれば、自然とオリックスの勝利が近づいてくるだろう。来季はこの二遊間から目が離せない。
- 矢上豊(やがみ・ゆたか)
- 関西在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。