指を差し出すと、赤ちゃんが握ってくるのはどうして?

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赤ちゃんの手に指をあてると、ぎゅっと握ってくる、かわいらしい動作を見せることがあります。
今回は、赤ちゃんがなぜこんな行動を起こすのか、医師に詳しい話を聞いてみました。 赤ちゃんが人の指を握る行動「把握反射」赤ちゃんが人の指を握る行動は、生まれたときから人が持っている「反射」によるものです。つまり赤ちゃんの意志とは無関係に起こるもので、差し出されたものを握る行動は、特に「 把握反射」と呼ばれています。
頭で考えず、脊髄の反射によって起こされるものだといわれていて、足にも同様の反射があります。

この反射がある理由ははっきりしませんが、一説によると原始の時代に人間が木やお母さんの腕の中などから落ちないように、手に触れるものにぎゅっとしがみついた名残りだともいわれています。 赤ちゃんの把握反射には、何か意味があるのでしょうか?赤ちゃんの把握反射は、特に赤ちゃん自身が何かをしようと思って起こっている現象ではなく、原始反射(生まれ持った反射の一つ)であり、生後すぐからあらわれ、5〜6カ月で消失します。

ただ、医学的な意味合いとしては、把握反射がまったく見られない赤ちゃんは何らかの脳の障害や脊髄の障害などが疑われる場合があるといわれています。また、消失すべき時期をすぎてもずっと把握反射が消失しない赤ちゃんに関しても、脳に問題がある可能性があります。 赤ちゃんの「反射」による反応には、ほかにどんなものがある?原始反射の例としては、そのほかに次のようなものが挙げられます。

1.モロー反射
横になった状態で、赤ちゃんの頭の位置を急に変えたり、突然の大きな物音でびっくりしたりすると、脚を伸ばし、腕は何かにしがみつくようにパッと伸ばします。そしてすぐに戻ったあと、手でこぶしを作り、泣き出します。

2.吸啜(きゅうてつ)反射
口に触れたものは何でも吸い付くという反射です。母乳で生命を維持するために必要な反射であり、唇に触れたものであれば、例えば指などでもチューチュー吸うというかわいらしいしぐさがみられます(指は清潔にしておきましょう)。これは、母親から母乳をもらう哺乳動物すべてに共通する反射です。

3.パラシュート反射
うつ伏せの状態で赤ちゃんを持ち上げ、頭を下げると、腕を前に伸ばす行動です。これは大人になっても消えず、転んだときに体を支えようとする反射として残ります。 医師からのアドバイス赤ちゃんの親はどうしても「発達の基準を満たしているか」が気にしがちです。
正常であっても個人差で反射が見えにくかったり弱かったりすることもありますので、心配であれば検診などで相談し、気にし過ぎないようにしましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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