気持ちが安らぐ”冬ごもり”の方法とは【12月12〜16日】 (3/3ページ)

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オトナのお茶の時間

Photo by 三浦奈々依


和の香りで心を整えたら、ぜひ、美味しい日本茶を用意しましょう。茶葉にこだわるのもいいですが、味を左右する“急須”にこだわってみて。

自家栽培したお茶を販売している「まるさ佐京園」によると、陶器の急須は保湿性に優れ、お茶の渋みと旨みを引き出してくれるのだそう。ただし、急須自体にお茶の香りや味が移るので、毎回決まった茶葉を使うのがよいようです。反対に磁器の急須は保湿性は落ちますが、お茶の香りなどが移ることはないので、複数のお茶を淹れて楽しむことができるそうですよ。

私が10年以上にわたり愛用しているのは、400年の歴史を誇る岩手・盛岡の伝統工芸品「南部鉄器」の急須。南部鉄器は保温性に優れ、陶器や磁器に比べ割れにくいという利点があり、なんとフランスでも大人気なんですよ。

鉄器といえば黒色がベーシックですが、最近では写真のような鮮やかな色やユニークな形のものもあります。テーブル上の飾りにもなり、茶を煎れるたびに、心が華やぎます。

日本茶に含まれるカテキンには、深い癒し効果があるといわれています。さまざまなタイプの急須で日本茶をいただいて、あたたかい部屋で、ふーっと安堵のため息をつきませんか?

オトナ女子の冬ごもりで、心を整え、安らぎのひとときを過ごしましょう。

【参考】『くらしを楽しむ七十二候』広田千悦子/泰文堂、アンシャンテ、株式会社長川仁三郎商店


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