【動物園で見られなくなる?】キリンまで?!最近認定された絶滅危惧種まとめ
先日レッドリストが最新版の絶滅危惧種のデータを公開しました。
絶滅危惧種に認定されたものの中には、我々がよく動物園で目にする動物も…。
保護をして行くことが第一ですが、もしかしたらもう見られなくなってしまうかもしれません!
何が絶滅危惧種なのかをしっかり知っておきましょう。
そもそも絶滅危惧種(レッドリスト)とは?
世界の絶滅のおそれのある動物をリストアップした「レッドリスト(正式名称:絶滅のおそれのある種のレッドリスト」は、スイスのグランに本部を置く、IUCN(国際自然保護連合)により発表されています。
現在、日本の環境省も日本独自のレッドデータブックおよびレッドリストを作成していますが、これらも、このIUCNが作成したレッドリストの評価基準に基づいて作成されています。
出典: WWF
絶滅危惧種とは読んで字のごとく、絶滅の危機に瀕している生物のことです。
絶滅の恐れのある野生生物を救う目的でスタートした団体WWFでは、危機のランクを7つに分類しており、絶滅に瀕する危険度を設定しています。
7つの危機ランク

出典: WWF
この中で、一般的に「絶滅のおそれのある野生生物」とされているのは、特に絶滅の危機が高いとされる、3つのカテゴリー(【CR】Critically Endangered、【EN】Endangered、【VU】 Vulnerable)にランクされている野生生物です。
この3つのランクは、日本のレッドリストではではそれぞれ「絶滅危惧IA類(CR)」、「絶滅危惧IB類(EN)」、「絶滅危惧II類(VU)」と訳されています。
出典: WWF
このように個体数や生息域の変化にともなって、減少しているものはより危機の高いランクに評価付けられ、逆にその個体数や生息域が回復しているものは危機ランクが下がる、もしくはリストから外れるということになります。
では、どんな種類がどんな危機レベルの絶滅危惧種に分類されているのかを見てみましょう。「え!?あの動物も!?」という種の動物たちが、実はレッドリストには登録されているのです。
キリン

出典: pakutaso
12月8日の最新版で新たに認定されたのはキリン。
アフリカではこの30年間で4割のキリンが減少していることが明らかになりました。
原因は狩猟とされていて、ランクは7つのうちの上から5番目である「危急種」となってしまいました。
東ローランドゴリラ

出典: pixabay
東ローランドゴリラや同じ東ゴリラに分類されるマウンテンゴリラは、名前の通り高山で暮らすゴリラ。現存する最大の霊長類とも言われています。
野生生息数はわずか3800頭にまで減少しているのです。
人間の住む場所が増え、さらに高山へと追いやられたゴリラは2016年9月4日の更新で上から3番目の「近絶滅種」に。
マンボウ

出典: Wikipedia
水族館などでも人気のマンボウも絶滅の危険がある種に認定されています。
原因は混獲(漁業の際に、漁獲対象の種とは別の種を意図せずに漁獲してしまうこと)。千葉県沖でも獲れるマンボウは、漁獲規制などもしていかなくてはいけません。
2015年11月19日の更新で東ローランドゴリラと同じく「近絶滅種」という上か3番目のランクに。
近絶滅種の上二つのランクはそれぞれ「絶滅種」と「野生絶滅種」。近絶滅種がどれほど絶滅に近いかをわかっていただけると思います。
チンパンジー

出典: Wikipedia
100年前は200万頭いたと言われるチンパンジーも、現在は20万頭ほどまでその数が減少しています。
知能が高いとして知られるチンパンジーは保護されるケースが多かったり、密漁される心配も少ないのでは?というイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、実際には密猟や森林破壊が原因で絶滅へのカウントダウンが始まっている状態です。
ランクは近絶滅種の一つ下、「絶滅危惧種」に指定されています。
実験動物としての利用も廃止されました。
どの生物も水族館や動物園でお目にかかれる身近な"いきものたち"ですよね。
森林破壊などの環境問題で数を減らしている生物はたくさんいます。
"絶滅危惧種の保護"ということ自体はもちろん重要な活動ですが、人間本位な乱獲・密漁・森林伐採などの問題をまずは考え直すことが私たち人間には必要なのかもしれませんね。