後世に伝えたい「ニッポンの大ヒット映画」女優!(4)「中島ゆたか・トラック野郎 御意見無用」 (2/2ページ)
私は新人みたいなものですから、自分の出番がなくても、共演の夏純子さんの撮影など見学に行くようにしました。そこで女優さんの、こう演じるんだというのを学んだ気がします。
── 初代のマドンナは、桃次郎らが憩うドライブインで可憐な笑顔を見せながら、実は恋人(夏夕介)が人身事故で6000万円もの借金を背負っているという設定。ラストは桃次郎らしく、マドンナを助手席に乗せて、恋人の元へトラックで爆走する姿が印象的でした。
中島 ヤケになって「私を抱いて!」と言ったりしていますね。あのまま、桃次郎さんを好きになってもいいんじゃないかと思うシーンですが、でも、そうなったらシリーズは成立しませんものね。
── この翌年に公開された「横浜暗黒街 マシンガンの竜」(東映)では、文太を相手に、ベッドシーンを演じています。
中島 初めての濡れ場でしたね。スタッフの人数もギリギリまで少なくしていただいたんですが、やっぱり、撮り終わったらショックで涙が出ました。今から考えれば、かわいいレベルのベッドシーンでしたけど(笑)。
── 鈴木則文監督も、主演の文太&キンキンも立て続けに鬼籍に入ってしまいましたが、改めて「トラック野郎」はいかがでしたか?
中島 今でも自分で観ることもありますし、DVDも含めて多くの形で映像が残っている。それはいいですよね。女優をやっていくうえで、いい作品に巡り合えたと思います。
── 監督も主演コンビも喜ぶ言葉だと思います。