アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.4(3)コンクリート詰め殺人犯がアサヒ芸能編集部を訪問 (2/2ページ)
由紀子さんは「今日は仕事に出ないから」と約束してくれていたのだが、10時頃「これから行く」と言いはじめた。11時頃「出て行く」と言って暴れ出し、庄司にむしゃぶりついてきた。庄司は由紀子を殴り、思い余って腹巻で首を絞めてしまった、と告白した。
〈殺して2日後、由紀子は腐りはじめました。ぼくはすぐそばの建材店で家庭用の小袋セメントを6個と砂をバケツに4杯買いました。部屋にタライを持ち込み、モルタルを作り、由紀子を緑色の毛布に包み、押し入れにコンクリを流して乗せ、上からさらにモルタルを流してすっぽり固め、まわりを木の板ではりつけたのです。そして、押し入れに安置しました〉
庄司は由紀子さんの前に花や線香をときどき供えて、この4ヶ月を過ごしてきたという。
〈ぼくは何を書かれてもいいのです。が、由紀子は売春婦というだけで、悪く書かれるに決まっているのです。で、僕は週刊アサヒ芸能を通じて、真相を世間に知ってもらいたいと思ったのです〉
愛宕署の取調室で記者が庄司と一問一答を試みた際、彼は、
「栃木県の黒磯温泉で睡眠薬を飲んで投身自殺をはかりました。なかなか死ねないものですね」と述懐。かたわらの牧善次巡査部長が、「自殺などもう考えるな、後のことは心配しちゃいけない」と励ましたとき、口端を痙攣させて目が大きくうるみ、はじめて涙を見せた。