GACKTや江角マキ子らが被害?芸能人が欲にかられた”巨額詐欺” (2/2ページ)
■”洗脳詐欺”であの芸能人も一文無しに?
過去には、歌手の矢沢永吉(67)がオーストラリアでの音楽学校建設という話に誘われ、35億円を投入し、だまし取られたケースもあった。その後、数年で全額を返済して“ビッグ”ぶりを見せつけて、怪我の功名となった逸話さえあるほどだ。
また、洗脳詐欺の被害も目立つ。X JAPANのToshi(51)は、音楽プロデューサーを名乗る人物に傾倒し、ギャラをお布施として献上するだけでなく借金を重ねて自己破産に至った。女優の辺見マリ(66)も“拝み屋”なる怪しい人物に洗脳され、自宅の売却やタレントの娘への借金などで計5億円を持っていかれ、一文無しに陥った事実を『しくじり先生』(テレビ朝日系)で告白している。ある関係者は、
「芸能界は浮き沈みが激しく、タレントは『いつ仕事がなくなるか』という恐怖と日々戦っている。信頼の置ける人物だとみなせば、依存度が激しくなり結果的に金をむしられることがよくある」
と明らかにする。次の被害者は誰だ?
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する。