アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.6「今太閤」田中角栄元首相の光と影 (2/2ページ)

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B 角さんがこわがっているのは“金脈”じゃなくて“人脈”(女性問題)だっていうじゃない。

C いままではカネとオンナは攻撃しないという“下半身の仁義”があったのに(笑)。

D 若手の小泉純一郎なんかも言ってました。「いままでは、悪いことをしてカネを儲けるとか、よそに女がいるとか、子どもがいるとか……そういうのが実力者の条件だったけど、これからはこういった悪弊を叩きこわすべきだ」って〉

 小泉元首相は若い頃から、「叩きこわす」や「ぶっ壊す」が口癖だったのだ。

 いや、冗談はさておき、この人脈・金脈問題で首相退陣に追い込まれた(74年12月)後も、田中元首相は“闇将軍”として党内に隠然たる勢力を築いていた。

 しかし、退陣から約1年後の76年2月、今度は「ロッキード事件」に見舞われることになった。

 米ロッキード社の全日空への航空機売り込みに際し、田中元首相は5億円のワイロを受け取っていたとして逮捕されることになったのである。

 そんな“角栄騒動”が耳目を集めていたとき、庶民の生活を襲ったのが「オイル・ショック」であった。

 73年10月、第4次中東戦争が勃発すると、アラブ石油輸出国機構は原油価格を4倍にも上げたため、人々はある種のパニックに陥った。トイレットペーパーや洗剤などの買い占め騒動が広がり、紙不足の怖れから週刊誌や漫画雑誌のページ数も軒並み減らされた。

 そして、79年になると、ホメイニ師を指導者とするイラン革命の勃発で「第2次オイル・ショック」が到来。

 わが国は先行きの見通しがきかないまま、80年代を迎えることになったのである。

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