私たちに重要な涙の役割 たまには思い切り泣いてリフレッシュしよう!
嬉しいこと、悲しいこと、悔しいことがあったりして思わず涙がこぼれたり、年をとってきて涙もろくなった、なんてことありますよね。
あまり意識をしていないかもしれませんが、涙は私たちにとってどのような役割を担ってくれているのでしょうか?
今回は眼科医の岡先生に、涙の役割、涙によって得られる効果、おすすめの涙活などを解説していただきました。
涙の主な成分とメカニズム

・水
・ナトリウムやカリウムなどの電解質
・タンパク質
・酵素
・ビタミン
メカニズム
涙は主として上眼瞼の耳側にある涙腺で作られ、目の表面に広がり、全体の1割程度が蒸発したあと、残りは涙点と呼ばれる部分から涙嚢などの涙道を通過して、鼻の内部に排出されます。
涙の種類と役割

目の潤い維持の涙
角質全体を潤して、酸素補給や水分補給を行い表面の乾燥を防ぎます。
外的要因の涙
目に入った異物や老廃物を洗い流し、病原体などが入り込みにくくする役割を持ちます。
内的要因の涙
人が感情の変化などによって涙を流すメカニズムは実はまだ、はっきりとは解明されていませんが、強いストレスに対して発生した体内のホルモンなどを涙によって排出する役割があるのではないかといわれています。 年を取ると涙もろくなる理由

理由の1つとして、これまでの経験の量から、目の前の出来事から過去に経験したいろいろなシチュエーションを思い起こしてしまったり、共感しやすくなることが感情の波を生みやすくなり、涙もろくなる可能性があると考えられます。 涙を流すことで得られる効果

リラックス効果
泣くことは、自律神経の働きを整え大きなリラックス効果があるといわれています。
すっきりする
皆さん経験がおありだと思いますが、泣くことはストレス解消効果が本当に大きいことが分かっています。 涙を我慢することによるリスク

うつ病発症の可能性
涙を我慢し続けることでストレスが蓄積し、うつ病などに影響する可能性があります。
全身の不調
涙を我慢し続けることによって食欲不振や肩こりなどの数々の不調につながることがあります。
涙の異常で疑う疾患

ドライアイ
涙の分泌量が少なく、目の表面がごろごろしたり、目の表面の乾きを感じたりするする症状が現れます。
シェーグレン症候群
涙や唾液の分泌量が減少します。
鼻涙管閉塞
涙の量が増えたり目ヤニがでます。
医師おすすめの涙活

◎感動的な映画を見る
◎好きなアーティストなどの感動できるコンサートに行く
◎悲しいあらすじのテレビドラマをみる
◎スポーツの試合を見る
◎意識的に瞬き、あくびをするなど 最後に岡先生から一言

そういえば最近泣いていないな、という方、週末には映画やスポーツ観戦などで感動の涙を流してみるとすっきり、新しい気持ちで次の週を迎えられるのではないでしょうか。
(監修:医師 岡あつ子)