韓国で慰安婦像が量産体制へ?2017年に日韓関係は”過去最悪”へ向かう (2/2ページ)
■慰安婦像量産を超える危険
韓国側に言わせれば、「それもこれも日本が悪いから」というお馴染みの論理(というより感情)だろうが、これを世界中にバラ巻かれては──真実であろうが捏造であろうが──日本のイメージは下がる。
1965年締結の日韓基本条約、2002年W杯共催、そして2015年慰安婦問題の日韓合意。これ以外にも多くの約束、条約、信義が、何回ひっくり返されてきたことか。いい加減、距離を置いた付き合い方に変えるべきだろう。近づいては裏切られ、「またか」と慣れてしまうことの方が、異常事態なのだから。
さっそく菅義偉官房長官(68)は長嶺安政(62)・駐韓大使と森本康敬・釜山総領事の一時帰国を決めた。さらに円滑な開催が危ぶまれている2018年の平昌(ピョンチャン)五輪や、韓国側からの強い要望で協議が再開した日韓通貨スワップ(注4)への協力も、再考されるはず。
「しかし、それがまた反日に火を付け、慰安婦像はさらに量産されるでしょう。そして、機能不全の朴槿恵(パククネ・64)大統領の次はさらに強烈な反日かつ親・北朝鮮の大統領になることが確実視されている。放置すれば東アジア全体の安全保障すら揺るがす。危険性は慰安婦像どころじゃなく、日韓関係は過去最悪に近くなる」(韓国通ジャーナリスト)
近づけば険悪、離れれば危険。隣人に悩まされる日々に終わりは来ない。
(注1)日韓合意…やや唐突な合意発表には、米国の強い意向が働いたと見られている。
(注2)設置を狙う…独での慰安婦像設置は、日本の抗議などによって宙に浮いた状態。
(注3)量産型モビルスーツ…『機動戦士ガンダム』第一作で言うところのザクやドム(ジオン側)。GMやボール(連邦側)など。
(注4)日韓通貨スワップ…通貨危機に陥った側の国に、主に米ドルなどを融通する協定。国際的に脆弱なウォンを救済する色合いが強い。
著者プロフィール

コンテンツプロデューサー
田中ねぃ
東京都出身。早大卒後、新潮社入社。『週刊新潮』『FOCUS』を経て、現在『コミック&プロデュース事業部』部長。本業以外にプロレス、アニメ、アイドル、特撮、TV、映画などサブカルチャーに造詣が深い。Daily News Onlineではニュースとカルチャーを絡めたコラムを連載中。愛称は田中‟ダスティ”ねぃ