現代の刀狩り?”モデルガン”逮捕事件から見る中国共産党の思惑 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 女性は違法を行ったとはいえ、本来は実際の銃器所持者に適用される銃器保有罪が言い渡されたことが大きな話題となった理由です。過剰ともいえる対応の背景には、中国国民に対する中国共産党政府の「恐れ」が関係していると思います。

 中国には「草木皆兵」(相手の勢いなどに恐れおののくあまり、草と木など、何でもないものに対しても、自分の敵であるかのように錯覚しておびえること)や「風声鶴唳」(風の音や鶴の鳴き声を聞いた敗残兵が敵兵かと思い驚き恐れた)という四字熟語が存在します。圧政を行う中共政府に対し中国国民の不満が高まっていることは周知の事実です。今回の逮捕は国内で大規模な暴力革命が発生する前に、国民たちから武力を徹底的に奪おうという中共政府の意向の表れでしょう。

 似たような事例が過去にも存在します。2014年にはチベット自治区に住むチベット人たち調理用の包丁などが全て押収されたことがあります。また2015 年にAPEC(アジア太平洋経済協力会議)が中国で開催された際は、会場付近で刃物類の販売が一切禁止され、近隣住民の家庭の刃物類が全て押収され会議終了後に返却されるという事態になりました。数百年前の日本では反乱を防ぐために、民衆から武器を没収する「刀狩り」という政策が行われたという話を日本の友人から聞いたことがありますが、刀狩りが現在進行形で実施されているのが中国です。

 上述した「草木皆兵」、「風声鶴唳」になっている現状を見れば、中共政府が実際は脆弱な組織であることは明白です。僕は中国国民が一致団結すれば中共政府を打倒することは十分可能だと思います。そして民衆の不満が高まり続ける現在、近い将来、中国国内で大規模な暴力革命運動が発生するかもしれません。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。

「現代の刀狩り?”モデルガン”逮捕事件から見る中国共産党の思惑」のページです。デイリーニュースオンラインは、中国共産党習近平政治中国連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る