金正恩氏の「金づる」が逃げていく…中国でまたもや集団脱北か (2/2ページ)
というのは、北朝鮮から逃れた脱北者が韓国に行けず中国での潜伏生活を強いられるケースが多かれ少なかれあるからだ。
このような脱北者たちは、あくまでも不法滞在者ゆえに、裏の世界に関わることも少なくない。例えば、潜伏生活を余儀なくされている脱北女性の多くが、中国のネット上でセックスワークを強いられている実態を米紙ワシントン・ポストが報じている。
その結果、中国で潜伏する脱北者は裏の世界で生きて行かざるをえなくなり、ますます不法滞在者としての負のイメージが定着するという悪循環が続いている。中国政府にとってもこの問題は頭が痛い話だ。下手に脱北者を摘発すれば、北朝鮮へ送還しなければならず、人権問題として問題視されかねない。だからといって放置しておけば、脱北者たちはどんどん中国の闇社会で暗躍するからだ。
そして、冒頭に述べたように最もダメージを受けるのは金正恩氏だ。MBCニュースによると、北朝鮮のサイバー部隊は約580億円から680億円の外貨を稼ぐという。集団脱北した10人が稼ぐ外貨の額は不明だが、今回の事件を引き金に金正恩氏の貴重な金づるが逃亡するケースが増えるかもしれない。