金正恩氏「ファースト写真集」に見える「大きな勘違い」 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

「崔順実ゲート」をめぐって窮地に陥る朴槿恵氏と、次期政権にプレッシャーをかける目的があったようだ。

北朝鮮は、金日成主席から金正日総書記、そして金正恩氏と続く金氏一家の個人崇拝を国体維持のバックボーンとしていることから、今回の金正恩「ファースト写真集」の発刊もさもありなんだが、意外なことにデイリーNKジャパンや本欄で紹介する写真の多くが、セレクトされている。つまり、正恩氏とデイリーNKジャパンが「これはいい」と思う写真がおおよそ同じだということになる。

これまで、表情豊かな金正恩氏の写真を紹介すると、なぜか「最高尊厳を冒とくするな!」という批判を受けることも少なくなかったが、正恩氏自身は自分の写真を紹介してもらい、実は喜んでいるのかもしれないのだ。そして、どうも金正恩氏は自分がフォトジェニックな指導者と思い込んでいるようだ。

もちろん、世界はそうは見ていない。ミサイルが発射される場面を見て大はしゃぎする。朝鮮半島の文化では原則的にしてはならないことなのに、目上の人の前で平気でタバコを吸う。老幹部の前で無理をして尊大に振る舞う──こうした金正恩氏に対して世界は「若くて未熟で無礼な指導者が虚勢を張っている」と見ている。つまり、正恩氏は大きな勘違いをしていることになる。

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