正恩氏の新年の辞、庶民から不評 (2/2ページ)
国や指導者からの配給で暮らしていた以前とは違い、市場での商売をするなどして自らの力で生計を立てるようになっている北朝鮮の人々は、金正恩氏への期待感が薄いのだ。
金正恩氏の新年の辞に対する知識人やトンジュ(金主、進攻富裕層)の評価は、次のようなものだ。
「将軍様(金正日氏)は、庶民だけを痛めつけたが、元帥様は幹部の不正を締め上げて、庶民には市場での商売を許している。外国留学の経験があるせいか、政治戦略が一枚上だ」
その一方で、「テレビカメラの前で頭を下げる姿は、父親(金正日氏)よりは率直に見えるが、なんだか血の嵐が吹き荒れることを予感させる」として、金正恩氏が大々的な粛清に乗り出すのではないかと心配している。
さらに、中国遼寧省の丹東にやってきた北朝鮮の貿易関係者は次のような反応を示している。
「『人民の真の忠僕』という言葉を聞き、政治技法が優れた指導者の姿だと思った。もちろん他意を抱いているのだろうが、表向きは人民を騙す戦略ができる人だ」