これはトキメキ抑えられない!日本人の漂流や日本への漂着がテーマの企画展「漂流ものがたり」 (2/2ページ)
幕臣で能書家出会ったの屋代弘賢(やしろひろかた)の雑稿を取りまとめた「弘賢随筆」の中の「うつろ舟の蛮女」が展示されるそう。
「弘賢随筆」(ひろかたずいひつ)
そのほかには、江戸への航海中に遭難して漂流の後ロシアに渡り無事に帰国した伊勢国白子の神昌丸の船頭大黒屋光太夫等の体験などが描かれた「北槎聞略(ほくさぶんりゃく)。」
北槎聞略(ほくさぶんりゃく)
宝暦3年に八丈島の南岸大賀郷に唐船が漂着し、島役人が船主2名と筆談で会話し、その時の記録や唐船の漂着から長崎への送還までの経緯、漂流した清国商人、漂流船などの絵が描かれた「巡海録(じゅんかいろく)」などが展示されます。
巡海録(じゅんかいろく)
普段ではなかなかこういった記録を目にすることはありませんが、「漂流」といった興味深いテーマに絞って展示してくれることで、関心を持って資料と向き合うことができるでしょう。
企画展「漂流ものがたり」は1月14日(土)〜3月11日(土)の期間、東京都・千代田区の国立公文書館 本館で開催中です。
漂流ものがたり 国立公文書館日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan