歴史問題ではなく経済事情?中国の”アパホテル”批判騒動の真相 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 そのため、連休シーズンに内需を拡大させることが中共政府にとって大きな課題となっています。本来なら魅力的な製品や観光スポットを建設して自国の需要を拡大することが理想的な手法ですが、現在の中国にはそのような能力がないため、プロパガンダ的な手法を用いて外国への流出を防ごうとしているのです。前述のナショナリズムを煽るSNS上の記述はおそらく「五毛党」(報酬と引き換えに中共政府を肯定するネットユーザー)による世論操作でしょう。

 1年ほど前に中国の友人が日本観光に訪れ僕が案内をしたのですが、彼は真っ先に靖国神社に行くことを要求しました。僕が理由を尋ねると彼は「中国の歴史教科書との違いを知りたい」と答えました。

靖国神社内には日本の戦時資料が収容された「遊就館」という施設が存在するのですが、僕は友人をその施設に案内し、日中戦争時における日本側の見解を見せました。彼のように中立的な視点を持ち日中両国の主張を冷静に見比べられる中国人はむしろ歓迎するべきでしょう。

 今回のアパホテル騒動を皮切りに、今後次々と中国による日本企業批判が頻発することが予想されます。しかし、僕は日本企業にはチャイナ・マネーに屈せずに持論を貫き通してもらいたいと思います。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。

「歴史問題ではなく経済事情?中国の”アパホテル”批判騒動の真相」のページです。デイリーニュースオンラインは、南京大虐殺アパホテル反日中国連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る