北朝鮮軍の兵士の心の支えは「恋のからさわぎ」 (2/2ページ)

デイリーNKジャパン

おそらく、かつて日本テレビ系列で放送されていた『恋のから騒ぎ』の脱北美女版とも言える『いま会いに行きます』や、『南男北女』などのバラエティ番組と思われるが、これらは韓国のケーブルテレビ放送局であるチャンネルAが放送しているものだ。つまり、北朝鮮向けの特別なチャンネルが存在することを意味している。

韓国では2012年末をもってアナログ地上波テレビの放送が終了しているが、同国政府はそれ以降も、北朝鮮に向けたアナログ波の送信を続けている。送信出力は不明だが、ソウルから300キロも離れた、平安北道(ピョンアンブクト)の博川(パクチョン)や雲山(ウンサン)の軍部隊でも、韓国のテレビを見ているとの証言があることから、非常に強力な出力で電波を送り続けているものと思われる。

すでに述べた通り、北朝鮮では韓国のテレビ番組をはじめ、海外の映像エンタテインメントの大部分について視聴が禁止されている。見たことがバレれば、銃殺を含む重罪に問われる。

それほど、海外エンタメが国民の心理に及ぼす影響を恐れているということだが、すでに国家を守る軍隊までが浸食されているのだ。しかし、兵士たちを海外エンタメから引き離すのは意外と簡単かも知れない。より面白い娯楽を与えてやればよいのだ。

それも出来ないようなら、金正恩党委員長は早晩、自らの独裁権力を失うことになるのではないだろうか。

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