「蒼白」は脳梗塞、「黄色」は肝炎… 顔色で分かるあなたの“隠れ病”(2) (2/2ページ)
■黒ずんだ顔
顔や全身の皮膚の色が黒褐色になったときは、肝硬変の可能性がある。この疾患にかかると、皮膚の色以外に胸や腹の静脈が拡張して浮き出て見えたり、腹水が溜まるなどの症状が出る。症状が進行すると、食道の静脈瘤が破裂したり、肝がんになったりする。肝臓の病気は、ほとんど自覚症状がなく、病状が悪化して初めて分かる場合が多いので、定期健診を受けるようにしたい。
東京都多摩総合医療センター総合内科の外来担当医は、次のように説明する。
「顔色に変化が見られる場合、おおむね皮膚の薄い目の周りから色素沈着が現れ、顔から全身に広がっていく傾向にあります。誰にでもできる“病気の前兆”は前述の通りですが、その他、顔の異変から分かることを補足しておくと、“鼻の頭が赤い”人は肝臓、“顔がふくらむ”と副腎皮質の異変、“耳の下の腫れ”は糖尿病、“顔がてかてか光る”はパーキンソン病の前兆という見方もあります」
健康は自分自身で守るもの、という考え方があるように、鏡に自分の顔を映してチェックするのも一つの健康法だ。
病を未然に防ぎ、健康的な生活を送るためにも、その日の顔を客観的に見続ける習慣が大切だ。