ワンオク・Takaの苦言にいまさら感?二分するファン層で混沌

デイリーニュースオンライン

Photo by Ryan Vaarsi(画像はイメージです)
Photo by Ryan Vaarsi(画像はイメージです)

 人気ロックバンド、ONE OK ROCKのボーカル・Taka(28)が、1月25日にインスタグラムでファンに苦言を呈したことが、各方面で物議を醸している。ONE OK ROCKは、ニューアルバム『Ambitions』のリリースを皮切りに、24日まで北米ツアー中であった。そのツアー中に「我慢の限界を迎えた」ようで、日本のファンに対してどう接していいか分からなくなってしまったと綴っている。

 いつになく長文の投稿となったTakaのインスタグラムでは、まずバスから降りた瞬間に携帯を構えられ、写真や動画を撮られることに対して、「シンドイ思いしてます」と心境を吐露。さらには、海外ツアーにもかかわらず最前列を陣取るのが日本人ばかりであることにも疑問を投げかけた。コメント欄には、ファンからの率直な謝罪の気持ちが寄せられている一方で、「海外にファンがいることを当たり前に思っている」と厳しい意見もあり、賛否が入り混じっている。

 しかし音楽通の中では既に、ONE OK ROCKのファンのマナーの悪さは有名になっていただけに、「このバンドにこのファンあり」と白い目を向けられているようである。

「各地の野外フェスでは、ONE OK ROCKファンによるゴミのポイ捨てや規制退場も守らない素行の悪さに苦情が相次いでいるようで、ONE OK ROCKに対して責任を問う声も一部であがっていました。今回のTakaの発言には“いまさら感”が漂っているようで、イベントの運営サイドも辟易としているとも。正直、出演して欲しくないと思っているフェス関係者は多いと聞きます」(音楽関係者)

 現在は海外を照準に活動しているONE OK ROCKだが、結果的に日本のモラルなき一部ファンは、その素行を変えないまま海外流出しているだけのようだ。

■ファン同士の対立がマナーの悪さに直結?

 Takaといえば、元々は森進一(69)の息子であることを前面に押し出した二世タレントとして、ONE OK ROCK結成前はジャニーズ事務所に所属していた。当時はNEWSのメンバーとして活躍が期待されていたが、スキャンダルが報じられたこともあってか、NEWSを脱退しそのままジャニーズからの退社に至った。

 その後ONE OK ROCKを結成し、今のTakaがあるわけだが、ONE OK ROCKのライブハウス時代を知るファンと、NEWSから流れてきたジャニーズあがりのファンとの溝は、今でも計り知れない大きさがあるという。

「ライブハウス時代の下積みを知る、いわゆる“古参”と呼ばれるファン達は、今のONE OK ROCKを守ろうと必死のようですが、ジャニーズから流れてきているミーハーファンと各地で対立を繰り広げており、それがライブ会場でのマナーの悪さに繋がっているという声もあります。会場での惨状にはもはや、音楽業界の重鎮から物言いが入っても良さそうなものですが、結局バックには森進一がいるという背景から、誰も何も言えないみたいですね」(前出・音楽関係者)

 もはや国内では四面楚歌な状態となっているだけに、今後は日本でのライブをどんどん減らしていく可能性は高い。しかし、日本人ファンのマナーの悪さが海外でも露呈されるとあっては、現地の外国人ファンも当然足が遠のくだけに、気付けば客席には結局日本人だけ……というようなライブをすることになるかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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