主人が亡きあとも墓守りとしてその棺を守り続ける犬(トルコ)

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主人が亡きあとも墓守りとしてその棺を守り続ける犬(トルコ)
主人が亡きあとも墓守りとしてその棺を守り続ける犬(トルコ)

 
 最愛の同胞を失ってもなお、彼らに変わらぬ愛情を示し続ける動物たち。そして彼らが人間の友に捧げる痛ましいほどの親愛を伝えるエピソードは今も昔も多くの人々の心を揺さぶり続けている。
 
 今回トルコから、この世を去った後も飼い主を慕い続け、その墓を守る一匹の犬、セザーの話題が舞い込んだ。

 トルコでは死後遺体は土葬される。セザーは土の中に埋まっている、高齢で亡くなった主人の棺を守り抜くため、彼が眠る墓のもとに日々通い続けているという。


■ 特別な絆で結ばれていた老人と犬



 2017年1月中旬、セザーの飼い主だったメフメトという老人は、現地の病院で亡くなった。79歳だった。メフメトは麻痺を患っていたため、2年間を共に過ごしていたセザーと彼は特別な絆で結ばれていたという。

 彼を看取った息子アリの話によると、メフメトが病院で危篤状態に陥った時、セザーは何かを感じ取ったのか、食事を一切摂らなくなったという。そして遺体が彼の自宅に到着したときは、棺をひと時も離れることなく寄り添った。

 セザーが周囲に示したメフメトへの親愛の情はそれだけにとどまらなかった。彼は葬儀でモスクに運ばれる棺の行列の先頭に立ち、参列者たちを導いたのだ。

棺の下でメフメトを守るセザー
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image credit:Ali Ilhan
小さな体で棺のそばにたたずむ
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image credit:Ali Ilhan
運ばれる棺の先頭に立つ
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image credit:Ali Ilhan
 セザーはメフメトが無事に埋葬されるまで、たとえ親族と言えども彼に触れることを許さなかった。そしてすべてを見届けたセザーは、悲しみにふさぎこんでいたという。

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image credit:Ali Ilhan
 メフメトを守り抜こうとするセザーのひたむきな行動は、そこに居合わせた誰もが感嘆した。更に驚くことに、葬儀から5日間毎日、連れ戻しても連れ戻しても、セザーはメフメトの墓に戻って行ってしまうのだという。



■ ひそかに朝一番の墓参を日課にしていたセザー



 そして現在もセザーは毎朝亡き主人の墓を訪れ、挨拶を交わしている。

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image credit:Ali Ilhan
 これは当初息子のアリですら気づかなかった習慣で、墓地で働く人々だけがセザーの朝一番の仕事を静かに見守っていたのだ。

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image credit:Ali Ilhan
 それを知った彼はセザーのあとを追い、父親とセザーの朝の挨拶に一日だけ特別参加をさせてもらうことにした。

メフメトの墓参をするセザーとアリ
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image credit:Ali Ilhan
 アリはセザーを"どんな時も誇り高い犬だ"と思っており、今後は亡き父親を支えてくれていたセザーと共に暮らすつもりだ。

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image credit:Ali Ilhan
 彼らは今後互いにとってかけがえのない存在だったメフメトとの思い出を分かち合っていくことだろう。


via:boredpandathedodo・translated D/ edited by parumo

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