テレパシーで他人の夢に影響を与えることができる。「ドリームテレパシー」の研究で明らかとなったその証拠

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テレパシーで他人の夢に影響を与えることができる。「ドリームテレパシー」の研究で明らかとなったその証拠
テレパシーで他人の夢に影響を与えることができる。「ドリームテレパシー」の研究で明らかとなったその証拠


 ビジネスライクなマジシャンたちが、テレビなどで、超能力と思わせるようなエンターテイメント的なことを大々的にやっていた影響もあって、超能力と聞くとどうしても「ネタ」とか「タネあり」とか思ってしまう人も多いかもしれないが、世界的には真面目に超能力が研究されており、つい最近でもFBIの機密解除された公文書から、超能力の存在が明らかとなった。

 テレパシーに関する研究も進んでおり、「ドリームテレパシー」は、人間がテレパシーを使って眠っている人とコミュニケーションできることを示唆している。そしてそれは我々が無意識に行っているかもしれないのだ。

 あなたが昨日の夜見たその夢は、実は誰かのテレパシーにより影響をうけていたのかもしれない。


 この概念は決して新しいものではなく、近代心理学の父にまで遡ることができる。例えば、フロイトは精神分析学的思考におけるテレパシーの意味合いや、夢に対する思考のテレパシー的影響について考察している。ユングはテレパシー仮説を微塵も疑うことなく信じており、これに関連する”超常”現象を説明する理論的枠組みも考案した。

 偉大な学者の多くが、各種の非物理的現象を研究することを推奨しているようだ。セイブルック大学の心理学者スタンレー・クリップナー博士は次のように記している。

夢の中で発生するテレパシー的効果の可能性を裏付ける大量の逸話的、臨床的な資料が存在する(Krippner, 1974)。しかしながら、本トピックに対する実験的アプローチは、精神生理学実験技術が登場するまで不可能であった。急速眼球運動(レム睡眠)の最中に目覚めた睡眠実験の被験者は、夢の内容を覚えている頻度が高いことが発見された。結果として、”テレパシー受信者”に対して、離れた場所にいる”テレパシー送信者”が集中している対象刺激に関する夢を見るよう求めることが可能になった。



■ テレパシーを介して他人に夢を見せるという実験と結果



 1960年代中頃、精神科医のモンタギュー・ウルマンはニューヨークのマイモニデス医療センターでいくつもの実験を行い、無作為に選択された素材に関する夢を人々に見せることができるという仮説を検証した。

 その内容はアート、映画、写真など、何でも構わない。実験を開始してから間もなく、クリップナーも加わった。彼は夢、心理学、超心理学の分野で多大な業績を残した人物であった。

 実験は10年以上続き、「統計的に有意な結果」を生み出した。

 実験では大抵の場合、”テレパシー送信者”と”テレパシー受信者”がいた。彼らは実験室で少しの間だけ顔を合わせ、それから完全に隔離された部屋に入って眠った。

 送信者には封筒が渡され待機した。封筒には写真や絵の類が入っている。受信者はレム睡眠が始まってからしばらくして起こされ、見ていた夢を報告する。


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■ 絵画「ダンス教室」を使った非常に重要なセッション



 テレパシー実験を象徴する重要なセッションが、エドガー・ドガ作の『ダンス教室』を使ったものだ。この絵には、何人かの若い女性がいるダンス教室の様子が描かれている。この絵画のイメージをテレパシー送信者から受信者に送ってもらった。

クリップナーによると、受信者は見ていた夢についてこのように報告したという。

 「5、6人くらいの人がいる教室にいて、学校のようだと感じました」
 「私と踊ろうとする女の子が1人いました」

 多少の誤差はあるものの、受信者の夢にはまさにダンス教室のあの光景が広がっていたのだ。

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image credit:wikipedia


■ そのプロセスは解明されていないが確かにテレパシーは存在する



 こうした結果は素晴らしく、人が他人の夢に介入できるというアイデアの扉を大きく開く。情報が伝達されるプロセスについては分かっていないし、心から心へ伝達される様子を観察することもできないが、実際にそれが起きるという証拠はある。

 超心理学的現象を評価した研究を調べれば、こうしたことが一般的であることが分かる――仕組みが分からないだけで、現象が発生することは知られているのだ。



■ コンサート会場からの送信。もう一つの重要な実験



 また別の重要なセッションが1970年3月15日に行われた。ここではホーリー・モーダル・ラウンダーズというフォークバンドのコンサートに集まった大観衆にテレパシー送信者になってもらった。

 ジーン・ミレーという地元のメディアアーティストが会場の準備を受け持った。彼女は照明を担当していたリッド・ライト・カンパニー(Lidd Light Company)というアーティストグループの協力を得て、観衆に口頭で簡単な指示を出し、それから彼らが見つめている大きなスクリーンに映像を映した。

 6台のスライドプロジェクターで映し出されのは、巣作りをするワシや世界各地の鳥の情報(フェニックスのような神話上の鳥も含む)についてのカラー映画だ。これをホーリー・モーダル・ラウンダーズが『If you want to be a bird(鳥になりたいなら)』という楽曲を演奏している最中に行った。

 実験には5名の受信者が参加しており、彼らは送信者から160メートル以上離れた場所にいた。受信者全員がコンサート会場の位置を知っており、素材が送信されてくるので夜中に感じたイメージを記録するよう指示されていた。

 クリップナーは次のように記している。

 「テレパシー受信者の1人であったヘレン・アンドリューズが『グリフォンやフェニックスのような神話』にまつわる印象を受けた。第2、3、4の被験者は『ヘビ』『ぶどう』『炎に包まれた胎児』を報告。第5の被験者は有名なアメリカ人歌手/レコーディングアーティストのリッチー・ヘブンスで、夜に目を閉じると『海の上を飛行するたくさんのカモメ』を見たと報告した。ヘブンス氏とアンドリューズ氏の報告はどちらも対象素材に直接一致する。」

 ほかにもロックバンドのグレイトフル・デッドが参加した6晩に及ぶドリームテレパシー実験の結果も注目すべきものだ。これらの結果はアメリカ心理学会によって発行されている。

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image credit:dozin
 こうした実験で参加した被験者に出された指示は次のようなものだった。

1. あなたはこれからESP実験に参加することになります
2. 数秒後に写真が提示されます
3. 自分のESPを使って写真を受信者に”送信”してください
4. 受信者はこの写真の夢を見ようと試みます。彼らにそれを”送信”するよう試みてください
5. 受信者には送信者の居場所が知らされます



■ テレパシーを説明するとしたら量子のもつれ?



 量子物理学によって、宇宙のあらゆるものの相互のつながりに光が当てられている。1つのあり得そうな説明として、量子もつれが挙げられる。例えば、一緒に誕生した2つの電子を考えてみよう。その片方を宇宙の端っこまで送ったとすると、お互いにどれほど離れていようとももう一方は即座に反応する。これは万物のつながりを解釈する方法の1つで、アインシュタインはこれを「不気味な遠隔操作」と呼んだ。

 だが本当のところは、その仕組みを説明することなどできない。これに携わった研究者は、超心理学的現象としてはごく一般的なものをただ観察し、記録しただけだ。

 同時に、一連の実験が対象としたのは、あまり多くは理解されていない変性した”現実”状態である夢だ。私たちが”目覚めている”ときの世界とは隔離された(少なくともそう考えられている)世界なのだ。



■ 世界各地で証明され、記録されている超心理学的現象



 超心理学的(PSI)現象は、世界各地の大勢の高名な科学者によって研究され、文書化され、観測され、証明されてきた。アメリカ国防省ですらこの主題には強い関心を示してきたが、関連する科学的な研究は一般から隠され、学会のメインストリームから排除されてきた。

 だが、科学技術が進歩すればするほど、21世紀のこの時代だからこそ、人間の持つ潜在的能力に目を向けるべきなのかもしれない。

via:awarenessactcollective-evolutionなど/ translated hiroching / edited by parumo
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