刀匠と若手アーティスト10人の共創による、斬新な刃物と鍔10点を展示 特別企画展「奥出雲と鉄 たたらと刀」を開催 (2/4ページ)
今後、本展で試作制作した作品をもとに、2020年に開催される東
京五輪の記念品としての採用を目指してプレゼンテーションを行っ
ていきます。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM1MTA1MSMxNzgwNjgjNTEwNTFfSkRwU0RaUGdPVy5qcGc.jpg ]
本展の最大の特徴は、日本を代表する若手刀匠3人の「技術」と、
気鋭の若手アーティスト・デザイナー10人の「感性」のコラボレー
ションによって創り出された点です。伝統的な「たたら製鉄」(※2)
から生まれた「玉鋼」の新しい可能性を示しています。「刃物」と
「鍔」(つば)それぞれ5点、計10点の作品と、無鑑査認定および
東京都無形文化財刀匠 吉原 義人(よしはら・よしんど)氏作の
日本刀を展示します。なお、作品のデザインは、若手クリエーター
を紹介する公募展形式のアートフェスティバルであるSICF(スパイ
ラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)出
展者を中心とした公募の中から選びました。
「刃物」は、包丁やナイフといった既成の枠に囚われないデザイ
ンでありつつも、実用性を損なわない新たなカテゴリーの「刃物」
を提案しています。
「鍔」は本来、刀剣の柄と刀身の間に挟んで手を防護する部品で
すが、最近では伝統工芸品として外国人観光客から人気が高まって
います。刀匠の技術とアーティストの感性により、「鍔」の新たな
可能性を提示しています。
※1 奥出雲町は島根県の東部、中国山地の山間にある小さな町で、
古来より良質な砂鉄が採取されます。