大幅アップグレードで「あの電動キックボードが時速60km」を突破 (2/2ページ)
キックボードと同じ乗り方で本当に転倒しないのかという不安もあるし、そもそも60kmで走らなければならない状況が発生するのかとも思ってしまう。セグウェイから始まったパーソナルモビリティー開発は「自転車以上自動車未満」を目標にしていたはずだが、日々向上するモーターとバッテリーの性能をどこかで昇華させなければならないのだろう。
■ こんなに速度が必要か?
パーソナルモビリティーを開発している企業は、日本にも存在する。
会社は違えど研究者が異口同音に言うのは、「道路交通法との兼ね合い」である。セグウェイもそうだが、パーソナルモビリティーを公道で走らせるには警察の許可と車両登録、そして免許が必要だ。
つまり、実質的には公道は走行不可能である。幸い、日本人は世界有数のゴルフ好きだからゴルフ場での需要はあるが、本来の「日常生活に用いる」という目的はまだ発揮できないのが現状だ。
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=vAJUvfThw3o]
もちろん、近い将来警察も国交省もパーソナルモビリティーの存在を定義しなければならない時が必ずやって来る。では、その際の速度制限をどうするのか? 何km未満に最高速度を抑えることができたら、無免許ノーヘルで乗ることができるのか?
先ごろ、東京都は自転車運転に関する条例を改正し、年齢を問わずヘルメットの着用を呼びかけるようになった。小池百合子都知事肝入りの政策だが、これが将来的に認可されるであろうパーソナルモビリティーなら尚更である。すなわち、セグウェイ公道走行の暁にはヘルメット着用が義務化される可能性が高いということだ。
■ パーソナルモビリティーの在り方
今回、海外発の製品を切り口にパーソナルモビリティーについての一考察を立ててみた。
筆者は、ここで紹介したEon Scooterの購入を勧めるために筆を取ったわけではないということを明記しておきたい。だが「Eon Scooterが日本の道路を走るようになったら」というIFを、読者諸兄に考えていただきたいとは思っている。
何を受け入れ、何を規制するのか。どのようなメリットとデメリットが存在するのか。
我々日本人の選択が、我が国のパーソナルモビリティー産業の在り方を左右するのだ。
【参考・動画】
※ Eon Scooter – The Most Affordable Electric Scooter – Indiegogo
※ Eon Scooter | San Francisco Demo Day – YouTube