緊急車両にとって邪魔な違法駐車。もしも乱暴に移動し破損したら修理費は? (2/2ページ)
つまり、駐車違反を超えて別の犯罪として捜査されるという可能性は低いと思います」(高橋和央弁護士)
先程の回答と同様に、やはり罪に問われる可能性は低いとのこと。
■邪魔な違法駐車を強引に動かし破損させた場合の修理費
では最後に、活動を行うために違法駐車を乱暴に移動し、それが原因でその違法駐車に破損が生じた場合の修理費は誰が負担するべきなのだろうか。
「違法駐車の車両だから何をしても構わないということにはなりませんので、違法駐車であっても車両を壊されれば修理代を請求できるのが原則です。しかし消防車や救急車が出動している場合、緊急性の認められるケースが殆どと思われますので、民法上、正当防衛ないし緊急避難が成立して、修理代の支払い義務を負わない場合が少なくないと考えられます。」
違法駐車をしていることと、破損させたことは別問題であるため、一般の方々がそのような強硬手段にでればそれは当然その方が修理費を負担するという。しかしそれが救急隊員であった場合は、修理費負担の義務を負わない可能性が低いとのこと。
■英国には違法駐車を通報すると報酬が貰えるアプリがある
昨年の12月19日の神戸新聞によると、神戸市内では違法駐車が大幅に減っているという。県警は「制度開始から10年が過ぎた駐車監視員の活動や放置違反金制度が浸透した結果では」と発表している。
一方で英国の駐車場管理を行うCPMという会社は、違法駐車を通報すると、罰金の16%が報酬として支払われるアプリをリリースし大きな話題を呼んだ。
もっともこの違法駐車は、英国内全ての違法駐車に当てはまるわけではなく、CPMが管理する駐車場にのみ適応される。ちなみにCPMが管理する駐車場にはマクドナルドや大型スーパーチェーン店もあるため、このアプリによる影響は非常に大きいだろう。
通報という仕組みの是非や、民間企業か否かという問題はあるだろうが、このような方法のほうが低コストかつ圧倒的なスピードで浸透していくのではと思うのだが、みなさんは如何だろうか。