学生の就活うつ…気になる症状と引き金になる周囲のNGワードとは?
2月、3月となると学生のみなさんは就職活動に追われている方も多いのではないでしょうか。
しかし、近年ではこの就職活動によって引き起こされる「
就活うつ」と呼ばれる症状があるようなのです。
今回は精神科医のひなこ先生に就活うつの症状や、なりやすいタイプ、就活うつの対処方法を解説していただきました。
就活うつとは

就職活動を行っている期間の精神的負担や
ストレスから、
不眠や、気持ちの落ち込み、
イラつきといったうつ病の症状を呈してしまうものを就活うつと呼びます。
就活うつが増加した社会的背景

就活うつが増加した背景としては、社会全体の景気の停滞や、学歴偏重の傾向によってなかなか思うように就職先が決まらない学生が増加したことが考えられます。
情報化社会で人と接しない
核家族化、インターネットの普及などの影響から、実際に人と接して、好印象を与えたり評価をされるという機会が就職まで非常にすくない学生もいるといったことが社会的背景として挙げられます。 就活うつの症状 初期症状

・気分が何となく落ち込む
・就職、就職活動のことがつい気になってしまう
・周囲の就職活動の動向を気にする
中期症状

・就職や就職活動のことが常に頭から離れない
・夢に就職活動のことが出てくる
・常に不安感がある
末期症状

・人と会いたくない
・まったく眠れない
・ 食欲が低下し、体重も減少したりする
就活うつを招くNGワード

・ 「○○さんはどこどこに決まったそうよ」:周囲と比べるような発言
・ 「まだ決まっていないの」:繰り返し訪ねたりする
・ 「頑張ってね」:むやみに激励したりする 就活うつになりやすいタイプ

■ まじめな人
■ 成績が良く、優等生タイプ
■ 内気で自己アピールが苦手
■ 理想が高く、妥協できない
就活うつの対策 自分が就活うつの場合

就活に悩むと、つい就活の結果がすべてであるかのような錯覚に陥りがちですが、そのようなことはもちろんありません。
就職活動以外の自分の時間、あるいは就職活動とは関係のない友人や家族との時間を大切にし、リラックスできる時間、気分転換の時間を意識的に確保することが大切です。
また、睡眠のリズムや食生活などが乱れてしまうことによって、ただでさえ不安やストレスから体調を崩しがちな就活の時期に、さらに自律神経を乱してしまうので状況をより深刻にしてしまう可能性があります。
野菜や果物などを十分摂取して、規則的な生活リズム、睡眠を心がけましょう。
家族や友人が就活うつの場合

無理に励ましたり、けなしたりせず、少し心理的に距離を置いて暖かく見守っていきましょう。
最後にひなこ先生から一言

就活は、これまでの人生の中で最もつらかったと評する方も多い体験です。
もちろん、希望の就職先に就職できればそれに越したことはありませんが、就活ですべてが決まるわけではありません。
できるだけ冷静に望みましょうね。
(監修:精神科医 ひなこ先生)