感謝の気持ちを伝える異動の挨拶とは? マナーとメールの書き方【例文付き】

会社勤務をしていると他の部署に人事異動することもあります。異動になると、新しい部署で新しい人間関係をスタートさせることになりますね。でも、その前にそれまでの部署で関係のあった人たちに異動の挨拶をしておきましょう。今回は、感謝の気持ちが伝わる異動の挨拶についてご紹介します。
その部署にいた時間が長いほど、人間関係も広く、深くなっているでしょう。ですから、いざ異動となったらたくさんの人に挨拶をしなければなりません。特に社外の人で、付き合いが長くお世話になった人には、実際に会って異動を伝えるのがマナーです。
まず実際に会って異動を伝える際の挨拶のマナーですが、以下の点を押さえましょう。
<異動の挨拶の基本マナー>
●異動の日付・異動の経緯を伝える
●これまでの関係について感謝の意を伝える
●異動してもこれまでと変わらぬお付き合いをお願いする
●後任者の紹介
取引先と会って異動の挨拶する際のサンプルをご紹介します。
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あなた「○○さん、本日お伺いしたのは、実は私が○月△日付で法人営業部に異動することになりましたので、そのご挨拶で参りました」
取引先「そうなんですか。せっかく仲良くなったのに……」
あなた「誠に申し訳ありません。法人営業部の方で頑張るように、という社命でして。○○さんには長い間本当によくしていただきました。感謝しております。ありがとうございました」
取引先「とんでもない。こちらこそお世話になりました」
あなた「私の後任になります□□を連れてまいりました」
□□「△△(あなた)に代わって御社担当となりました。□□と申します。何とぞよろしくお願いいたします」
取引先「○○と申します。よろしくお願いいたします」
あなた「□□はまだまだ若輩者で、至らぬ点があるやもしれませんが、何とぞご指導ご鞭撻お願い申し上げます」
□□「何とぞよろしくお願いいたします」
取引先「こちらこそよろしくお願いいたします」
あなた「私も、新しい部署に異動しても○○さんにお世話になることがあるでしょう。その際には、これまでと変わらずお付き合いいただけたらと存じます。これからも何とぞよろしくお願いいたします」
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次は、直接ではなくメールで異動の挨拶をする際の注意点と書き方を例文つきで解説します。
足を運ぶのではなくメールで異動の挨拶をする場合もあるでしょう。その場合でも、メール内に盛り込まなければならない内容は上記と同じです。社外の人に送るメールではあまりくだけた表現にならないように気を付けましょう。「親しき中にも礼儀あり」です。「立つ鳥跡を濁さず」となるように、気配りのある文面にしましょう。書式で注意するのは以下のような点です。
<メールで異動の挨拶をする際の注意点>
●件名(subject)は「異動のご挨拶」とする
●本文は手紙の書式を踏襲すること
●足を運ばずメール送付で挨拶していることへのおわびを入れる
メール本文の中身がすぐわかるように件名は「異動のご挨拶」としましょう。手紙の書式を踏襲するのは礼にかなったメールとするためです。宛名・初めの挨拶・本文・終わりの挨拶・署名という構成にしましょう。また、その終わりの挨拶の部分に「メールで挨拶を行うことへのおわび」を入れます。
<異動の挨拶メールの例文>
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株式会社□□□□□
田中太郎 様
お忙しいところを失礼いたします。
株式会社△△の鈴木一郎です。
このたび○月△日付で法人営業部へと異動となりました。
そのご挨拶でメールを差し上げております。
田中様には現部署に着任して以来、5年にわたって大変お世話になりました。
私の至らぬ点でご迷惑を掛けたこともあったかと存じますが、田中様にはご寛恕を賜り、変わらぬ弊社とのお付き合いを継続いただきましたこと、深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
私の後任は△△となります。まだ若輩者ゆえ、
ご指導ご鞭撻の段、何とぞよろしくお願いいたします。
今後とも御社のお役に立てますよう弊社一丸となってまい進いたしますので、
倍旧のご愛顧をお願い申し上げます。
本来ならば直接お伺いの上、ご挨拶させていただくべきところ、
略儀ながらメールでのご報告となり、お詫び申し上げます。
株式会社△△
鈴木一郎
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忘れがちなのは、後任の紹介です。あなたが異動した後、誰に連絡を取っていいのか分からなくならないよう必ず入れるようにしましょう。
異動の挨拶のマナーとメールの書き方をご紹介しました。ビジネスシーンでは異動の挨拶は非常に重要です。これまで培った人脈はあなたの財産です。新しい部署に異動しても、その人脈が生きることは少なくないはずです。異動の挨拶をきちんと行って、あなたの人脈が途切れることのないようにしてください。
(高橋モータース@dcp)