熱海の旅行中に突然、タクシーで六本木へと行ってしまった女友達 その理由とは!? (2/4ページ)
失恋から始まる恋
宇田川さんはその女友達のことを少しも意識していなかったそうなのだが、「行きたい」と言われた瞬間から、急に変な意識をするようになってしまった。その女友達は、宇田川さんがボケても、適当に突っ込んでくれたり、逆に、向こうがボケたら宇田川さんが突っ込んだりという具合に、話がずっと続くというか、「一緒にいて楽しいな」というタイプの子だった。そういう関係性だった為、「まあ、一緒に旅行する分には楽しいなあ」と思い、やがて、ふたりは熱海を訪れた。周囲を観光し、最後は予約していた宿に泊まることになった。良い雰囲気の部屋なのだが、如何せん、ダブルベッドがひとつだけ。「あっ、これは、ずっと友達だったけど、そういうことになるんだなあ………」って思った時、宇田川さんは、もうその瞬間には、その子のことを好きになってきていた。

ご飯を食べて、お風呂にも入り、「さあ、後は寝るだけだな」という状態になった所、ふたりの間を沈黙が包んだ。「じゃあ、寝ようか」と布団にふたりで座り、宇田川さんが「そういうことが始まるのかな」とドキドキした瞬間、その女の子の携帯電話が急に鳴った。「ちょっとごめん」と言って、その子が血相変えて電話出た。そして、「はい、はい、分かりました。じゃあ、今から、はい、今から行きます!」と電話を切った。時間的には、もう既に夜の10時だったにも関わらず。