元国会議員秘書が告発!文科省天下り「激ウマ実態」(1)大学の顧問は「3年交代制」 (2/2ページ)
経済官庁のOBならば、企業側は天下りを迎えることによって、さまざまなメリットを享受できます。しかし文科省には、そうした企業とのつながりが少ない。せいぜい学部新設の許認可や各種の補助金を必要とする大学くらいしかないんです」
こうした事情も影響していたのか、筆者は組織的な天下り現場に幾度も遭遇した。実例をあげて告発したい。
都内に本部を置くH大学の顧問の座は、文科省OBの「指定席」と言われていた。02年からそのポストに就いていたA氏は、役人時代から「キャリア」を自称していたが、その経歴は怪しいものだった。
「評判はあまりよくなかったですね。自己主張が強いだけで、本省から追い出され、地方大学の事務局を転々としていましたから」
ある後輩職員がこう語っていたように、かなりクセのある人物だったが、何とか文科省人事課の推薦を取り付けて顧問に納まった。しかし3年後、筆者にこう訴えてきたのだ。
「実は文科省の人事課長が新しく退職する人間を送り込みたいようで、H大学に圧力をかけて、私を辞めさせようとしている。後輩のくせにフザけたヤツだ」
実はこのポストは、3年間で後進の退職者に譲るという不文律があった。しかし彼は自身の天下りと“ルール破り”を棚に上げ、こうまくしたてたのだ。
「文教族のWセンセイに頼んで、人事課長を呼び出してもらいたい。『世間の批判を浴びる天下りのあっせんなんかやるんじゃない』とどなりつけてくれないか」
虫がよすぎる話に、開いた口がふさがらなかった。
朝倉秀雄+週刊アサヒ芸能特別取材班