ケニアに診療所オープン! アフリカの母子支援活動1年で現地はこう変わった、塩野義製薬が「Mother to Mother SHIONOGI Project」活動報告 (2/2ページ)
その保健事業担当アソシエイト・ディレクターで医学博士でもあるマーガレット・ジェンガ氏は、「診療所を開設したイララマタクという地域は、遊牧民のマサイ族が移住している地域。家畜の水や牧草を求めて移動する人が多く、乾期には深刻な水不足に陥ることもある場所です。電気や電話のインフラも整っていないところで、保健施設の医療サービスの質・量も圧倒的に不足していた」と過去の現状を語る。診療所の開設で、「患者数は増えた」(ジェンガ氏)が、保健スタッフの増員や検査機器などの拡充、サービスの質など、さらなる向上を期待しているという。
国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」事務局長・片山信彦氏は「支援の成果を地域に根付かせるためには、地域の行政との連携を進めることも不可欠。また、日本企業などから多くのパートナーを巻き込んで行きたい」と2年目以降の活動に期待するコメント。具体的には、「趣意に賛同し、すでに消毒液を無償で提供していただいている日本企業もある」(片山氏)という。また、このプロジェクトによって、隣接地域に同じような保健活動が起こるなど波及効果があったようだ。
官民やNGOを巻き込んだ「Mother to Mother SHIONOGI Project」は2年目にさらなる支援活動の拡大を目指していく。
*写真左から塩野義製薬・竹安正顕氏、「ワールド・ビジョン・ケニア」マーガレット・ジェンガ氏、「ワールド・ビジョン・ジャパン」片山信彦氏