雪が降る亜熱帯の島のペンギン御殿 (2/2ページ)

FUTURUS

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■ 南の島に降る雪?

この飼育施設をもっともユニークにしているのが、降雪マシンである。パーク特注のこのマシンを駆使しつつ、ペンギンたちの頭上から新鮮な雪を毎日降らせているのだ。詳細情報はあくまでも企業秘密ということだが、雪の原料となる氷には浄化した海水が使われているという。マシンにかけられ切り刻まれた氷に空気を混入すると雪になり、毎日約1トンほどの雪が生産されているという。

地理的に見ればアフリカ北部に近いこの島で、本物の雪にお目にかかれるのはこの飼育施設のみとあって、国内外から多くの観光客が訪れる。特に、テネリフェ島をはじめとするカナリア諸島の地元民たちは、生まれてこのかた雪など見たことがないため、ペンギンたちに降り注ぐ雪に驚愕するという。

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ちなみにパークでは、南アメリカのチリやペルー沿岸に生息するするフンボルト・ペンギンも飼育している。ペンギンの生息地は寒冷地帯といった定番イメージを覆すべく、彼らは温暖で乾燥した地域に生息しており、寒冷地に生息するペンギンたちとは対照的に南米の自然が再現された施設で飼育されており、各ペンギンの生態の違いがよくわかるよう展示されているのも興味深い。

生息地の自然を人工降雪によりさらにリアルに再現した「ペンギン御殿」。アフリカにもっとも近い北極圏、と謳われるキャッチフレーズはまさにその通りで、たとえ雪に慣れた人であっても、思わず息をのむほどのスペクタクルを体験できることは間違いないだろう。(カオル イナバ)

【参考】

※Loro Parque Tenerife – Attraction Park

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