北朝鮮高校生、香港から韓国に亡命できた訳 (2/2ページ)
国際条約で、外交官は他国の国民を自国の外交施設に連れて行くことができないことになっているからだ。そこで、彼は再びタクシーに乗って韓国領事館に向かった。その勇気ある行動に、彼を迎えた領事館職員も舌を巻いた。
彼は2ヶ月間、領事館で過ごした。小さな部屋でゲームをしたり、マシンでランニングをしたりして日々を過ごした。最初は口数が少なかった彼だが、領事館職員と徐々に打ち解けていった。職員は、彼に対してきめ細やかな対応を行なっていたが、心配しないように家族の話は避けていた。しかし、滞在が長期化するにつれ、彼の不安は高まっていった。
新しいパスポートを得て、韓国に向かうことができたのは、領事館に駆け込んでから2ヶ月以上経った9月末のことだった。外交筋は、核問題を巡り中国と北朝鮮の関係が悪化していたことが、彼の韓国行きにとってうまく働いたと指摘した。
家族の期待を一身に背負って韓国にやって来た彼は、さらに勉学に励むため、3月から大学に進学することになったと同紙は伝えている。