突然の芸能界引退発表により“元女優”となった堀北真希（28）だが、業界内では彼女と所属していた事務所とのトラブルを疑う声が絶えない。

「2015年に俳優・山本耕史（40）と結婚した時から、堀北は所属事務所と揉めていたと見られていますが、これには山本の母親も関係しているようだ」（芸能プロ関係者）という。

　堀北が所属していた事務所・スウィートパワーは、公式サイトの特設ページで「2月末日をもちまして、堀北真希が芸能界を引退することとなりました」と、発表。しかし、同ページには堀北の直筆メッセージも公開されているが、文面には「お仕事から離れることを決意致しました」などと書かれているだけで、本人は“引退”という言葉は一切使っていなかった。

「そのため、業界では堀北と事務所間のトラブルが疑われています。3月2日付の『日刊スポーツ』も、両者は以前から“待遇”をめぐって温度差があったなどと報じています。それに、堀北は山本との結婚についても直前まで事務所に黙っていて、半ば強引に結婚したという経緯がある。その後も、事務所との溝はますます深くなっていったようです」（前同）

　それを裏付けるように、16年には『週刊女性』（主婦と生活社）が堀北に“引き抜き”があったことを伝えていた。

■山本の母親が暗躍していた？

　スポーツ紙記者が語る。

「堀北を引き抜こうとした人物こそが、山本の母親です。山本は昔から個人事務所に所属しており、母親がその代表を務めている。息子が人気女優と結婚したことで、“夫婦タレント”として売り込めると考えたようですが、当時はその動向を察知したスウィートパワーが阻止したと見られています」

　しかし、その後も山本の母親による引き抜き説は何度も浮上していた。

「山本の母親は有名なステージママで、息子が昔交際していた松たか子（39）のことも引き抜こうとして、大問題になったことがありました。この時は表面化せずに解決したものの、堀北の場合は結婚もしているし、本人としてもすでに関係が悪化していた事務所よりも、夫の事務所に移籍したいとの思いがあってもおかしくない。となると、スウィートパワーとは最後まで揉めていたのかもしれませんね」（前同）

　堀北の引退には、やはり山本の母親の影響があったのだろうか。

文・橘カイト（たちばな・かいと）

※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相！禁忌都市伝説』（ミリオン出版）ほか多数。