就活で本当にあったグループディスカッションのお題4つ
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就活の選考で第一関門ともいえるグループディスカッション。普段からゼミや授業などで討論をしていれば得意になれるかもしれませんが、機会がない人にとっては難しいですよね。また、お題が予測できないのも怖いところ。そこで今回、内定済みの大学生のみなさんに実際にグループディスカッションであったお題とそのときのエピソードについて聞いてみました。
■グループディスカッションで実際に出されたお題とそのときの実際のエピソードを教えてください。
●今後の若者に求められることは?
・みんなそれぞれ自分の意見をはっきりという人が多かったので、自分の主張を通すことが難しかったです。また、みんな異なる意見を言ったのでなかなかまとまらずに最後は一番主張の強い人の意見でまとめなければなりませんでした。さらに、お題が抽象的すぎて意見をまとめるのもなかなか難しかったです。意見があまり言えない人に意見を求めるような役割をすればよかったと思います(男性/24歳/大学4年生)
少子高齢化が進む現在、こうした若者に関するお題は少なくないよう。抽象的だからこそ、まずどこから手をつけるかが難しいですよね。
●山手線の駅を一つ消すとするとしたらどの駅?
・最初はみんな異なる駅を言ったのでなかなか意見がまとまらずに、最後は一番主張の強い人の意見でまとめることになりました。だたし、みんなが自分の意見を言ったうえで、しっかりと納得のいくまで議論した上での結論だったので、よいディスカッションが行えたと思っています。他の班も同じ理由で同じ駅を挙げたりしていて、興味深かったです(女性/23歳/大学4年生)
首都圏の会社ならではのお題。山手線だけでも17駅あるので、いろんな意見が出そうです。
●暖かい国で温かいココアを売る方法は?
・時間を計る人と討論の内容を書く人とがスムーズに決まり、意見を積極的に言う人が集まっていたので順調にディスカッションを進めることができました。しかし、意見がたくさん出すぎてしまって、結論を出すことが大変でした。結局、「マグカップで実践販売をする」という結論に。マグカップをおしゃれなデザイン、機能性の高いものにし、マグカップがほしいがために暖かいココアを買ってもらおうというものになりました。自分の意見を言うだけでなくて、みんなの意見を聞き、聞いた上で意見を言うという作業が勉強になったと感じました(女性/25歳/大学4年生)
こちらはメーカーなどでありそうなおもしろいお題。意見を言う人が集まってくれると議論が進んでやりやすいですね。
●会社で毎朝ラジオ体操を取り入れ、社員の参加率をあげるためにはどのような工夫が必要か?
・早朝出勤をしてラジオ体操をすることのメリット・デメリットを全員で挙げ、参加に付加価値をつけることで意見が合意。発表のために、社員が自主的に参加することで得られる特典についての案をあげ、まとめることになりました。話の脱線が多かったため、私は客観的に見て進行役とストッパーの役目を担い、発表は最も積極的な人に任せました。発表後、「それぞれに合った役割分担がしっかりとできていた」と講評を受けることができました(女性/23歳/大学4年生)
こうした課題はメリット・デメリットを挙げるのが大事なポイントでしょう。役割分担も適役にそれぞれ当てはめられるように、同じグループ同士での性格の見極めも重要。
いかがでしたか? 同じグループディスカッションでも、抽象的なお題から具体的なお題までさまざま。それぞれのテーマに合わせた議論の進め方があることもわかります。これから就活を迎えるみなさんは、今のうちにグループディスカッションに備えておいたほうがいいですね。
文・学生の窓口編集部
マイナビ学生の窓口調べ
調査期間:2016年11月
調査人数:内定済みの大学生男女48人