敬語に自信がない新社会人は63.4%! しかしバイト敬語は間違っている認識アリ【新社会人白書2017】

フレッシャーズ

相手への敬意を示すために欠かせない敬語。社会人になれば、学生のときよりもよりきちんとした言葉遣いが求められるわけですが、では、「敬語に自信がない」と感じている新社会人は、果たしてどれくらいいるのでしょうか?
そこで学生の窓口フレッシャーズ編集部では、これから新社会人になる内定を獲得した大学4年生を対象に、敬語に自信がないと感じている人がどれくらいいるかを調査しました。また、いわゆる「バイト敬語」や「ご苦労様です」「お疲れ様です」といった間違えやすい敬語についても正しく使えているかを聞いてみました。

■敬語に自信はありますか?

自信がある 124人(36.6%)
自信がない 215人(63.4%)

「ない」と答えた人が過半数を占めました。早速、それぞれの意見を見ていきましょう。

■敬語に自信がある

●昔から使っていた

・小さいころの習い事で怖い先生がいたので、その人に対して失礼が無いように敬語で話していたから(女性/22歳/大学4年生)
・小学生から使ってきたし、一般常識だから(男性/22歳/大学4年生)
・親からも小さい頃から躾けられてきたし、部活でも必要とされたから(女性/22歳/大学4年生)

●アルバイトで鍛えた

・塾講師をやっていたためと高校生のときに先輩に対して敬語を使用していたから(女性/22歳/大学4年生)
・バイト先で教えてもらったので基本的なことは大体わかるから(男性/24歳/大学4年生)
・接客のアルバイトをしているので(女性/22歳/大学4年生)

●部活で鍛えた

・年配の方と、部活などの関係で話すことがたくさんあったので(男性/22歳/大学4年生)
・野球部で礼儀はちゃんとしている(男性/22歳/大学4年生)
・ずっと体育会の部活に所属してきたから(女性/23歳/大学4年生)

■その他

・最低限のものは本で知った(男性/22歳/大学4年生)
・最低限はできる自信はある(男性/22歳/大学4年生)

敬語に自信があると回答した人で多かったのが「昔から使っていた」「アルバイト・部活で鍛えた」という意見。実際の生活で敬語を使う機会があるかどうかが敬語をマスターする上で大事なようです。
それでは次に、敬語に自信がない人の意見を見ていきましょう。

■敬語に自信がない

●正しい敬語か不安

・間違った敬語をたくさん使っていると思う(男性/22歳/大学4年生)
・いままで感覚的に使ってきたから(女性/23歳/大学4年生)
・今まで使っている敬語が本当に正しいのか自信がないから(女性/22歳/大学4年生)

●間違えて使っている自覚がある

・部活やバイトで敬語を使ってきたけど、けっこうラフな感じだと思うから(女性/22歳/大学4年生)
・接客のバイトをしているが、とっさに正しくない敬語が出てきてしまいがちだから、正しい敬語は身についていないと感じている(女性/23歳/大学4年生)
・緊張すると目上の人にも砕けた口調になってしまう(男性/23歳/大学院生)

●今まであまり敬語を使わなかった

・いままで使う機会がないのと、日本語検定で敬語のところだけ点数が取れてなかったから(女性/22歳/大学4年生)
・いままで敬語を習う機会が無かったから(男性/27歳/大学院生)
・あんまり使ったことがないから(女性/22歳/大学4年生)

●その他

・謙譲語と尊敬語を間違えている若者を取り上げていたテレビ番組をみて自信がなくなったから(女性/21歳/大学4年生)
・面接のフィードバックで話し方が幼稚と言われた(女性/22歳/大学4年生)
・最低限の敬語は普段なら使えるが、とっさのひとことや、極度に緊張している状態で使えるかどうか自信がないから(女性/22歳/大学4年生)

敬語に自信がないと回答した人は、「自分が使っている敬語が正しい敬語かどうか不安」「今まであまり使ってこなかった」という意見が多く挙がりました。また、「とっさに正しくない敬語が出てきてしまいがち」と自分で正しくない敬語を使っている自覚がある人も。

接客業や体育会で頑張ってきた人にとっては、敬語はそこまで懸念材料ではないかも知れません。しかし、今まで敬語と無縁だった人にとって、新社会人になったあと正しい敬語をつかえるかは、ちょっと不安が残るよう。口頭だけでなく、メールでもビジネス用の敬語が必要とされるので、実際のビジネスシーンでどんどん積極的に使ってみるのが一番の近道かもしれませんね。

ところで、みなさんは「バイト敬語」というのはご存知ですか? 「~になります」「~でよろしかったでしょうか?」など、接客業で使う独特の敬語のことなのですが、実はこれ、正しい敬語ではないのです。しかし、実際にはバイトでそのような言葉を使うよう教育され、普段の生活でも使ってしまう人が多いようです。次はそんな「バイト敬語」を普段使ってしまう大学生がどのくらいいるのか、調べてみました。

■いわゆる「バイト敬語」をふだん使っていますか?


使っていない  248人(71.9%)
使っている   97人(28.1%)

バイトが身に染みてしまいすぎて、ついついバイト敬語を使ってしまうという人は28.1%でした。やっぱりつい使ってしまうということでしょうか? では、それぞれの理由についても聞いていますのでご紹介しましょう。

■使ってしまう理由を教えてください

●クセで

・自然と使っていることがあるから(女性/22歳/大学4年生)
・クセで身についてしまっているから(男性/22歳/大学4年生)

●とっさだとつい使う

・意識して使わないようにしているが、とっさに出てしまうこともある(女性/22歳/大学4年生)
・とっさに使ってしまう言葉だから(女性/22歳/大学4年生)

■使わない理由を教えてください

●間違った敬語だから

・間違いだと知っているから(女性/22歳/大学4年生)
・間違っていると明確に認識しているから(男性/22歳/大学4年生)

●意識して使わない

・極力意識して使わないようにしているから(女性/22歳/大学4年生)
・バイト先以外では意識して使わないようにしている(女性/22歳/大学4年生)

●その他

・使ってはいけないとバイト先で指導されたから(女性/22歳/大学4年生)
・まわりくどいし言いにくいし気になるから(男性/23歳/大学4年生9

多くの大学生がこれらのバイト言葉が間違っていると認識していて、意識して使わないようにしていることがわかりました。言い慣れてしまうと、どうしても普段口に出てしまうのが言葉ですから、しょうがないのかもしれませんが、間違った言葉なら、バイト先でも使わないように指導してほしいものですね。

では、最後に、社会人になるとよく使う言葉「ご苦労様です」「お疲れ様です」の使い分けができているかどうかを新社会人に聞いてみました。この2つの言葉、目上の人に使うのは「お疲れ様です」のほうがより適切なのですが、それをわかっている新社会人はどのくらいいるのでしょうか? 結果を見てみましょう。

■目上の人にはどちらの敬語を使うのがより適切だと思いますか?

「ご苦労様です」が適切  45人(13.0%)
「お疲れ様です」が適切  300人(87.0%)


大学生でもこの2つの言葉はバイト先やゼミなどで使っているようで、多くの人が使い方を理解している様ですね。

いかがでしたか? 社会人経験の長い人でも敬語については不安があると人もいますから、新社会人にとっては本当に心配だらけだかもしれません。まずは基本的な敬語を身につけたうえで、会社の先輩や上司の会話を参考にして、できるだけ早く敬語を使えるようになりたいですね。

文●ロックスター佐藤

マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2017年2月 
調査人数:新社会人345人(男性150人、女性195人)

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