【プロ野球】宮本慎也、稲葉篤紀、井端弘和。WBC日本代表を支えたベテランたちの献身プレーをプレイバック! (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■2009WBC、2013WBCと最年長だった稲葉篤紀

 2009WBCと2013WBCでチーム最年長だったのは稲葉篤紀(日本ハム)。北京五輪で主に5番打者として活躍した稲葉は、2009WBCでは原辰徳監督から4番打者に指名され、1次ラウンドでは主軸を担った。

 アメリカに舞台を移した2次ラウンドでは代打での出場が多かったが、準決勝のアメリカ戦では4番に復帰。途中出場した決勝では8回に二塁打を放ち、直後の岩村明憲の犠飛を呼び込む。10回にはイチローの決勝打につながる犠打を決めた。

 40歳で迎えた2013WBCでは主にファーストでスタメン出場。2次ラウンドでは、劇的な勝利を収めた台湾戦で猛打賞。続くオランダ戦では本塁打と活躍した。

 2014年の現役引退後は侍ジャパントップチームの打撃コーチを務め、今回のWBCは現役時代も含め3大会連続での出場となる。

■日本の危機を救った井端弘和

 まだ記憶に新しい2013WBCで躍動したのが当時37歳の井端弘和(中日)だった。2007年の北京五輪アジア予選以来の代表選出となった井端は、1次ラウンドから持ち前の勝負強さを発揮する。

 初戦のブラジル戦は7回まで2対3とブラジルがリードする展開に。「まさか初戦で敗れるのか…」という暗い空気が漂い始めた8回表、1死二塁の場面で代打・井端が打席に入る。カウント1-0から得意の右打ちで打球はライト前へ。貴重な同点打となり、日本はこの回3点を挙げ5対3で逆転勝利を収めた。

 さらに2次ラウンドの台湾戦。2対3とリードされたまま9回表を迎え、2死一塁と絶体絶命の状況で井端に打席が回る。その初球に一塁走者・鳥谷敬(阪神)が決死の盗塁を決める。

 東京ドームが一気に盛り上がるなか、井端はカウント2-2から低めのストレートをセンター前に弾き返し、鳥谷が二塁からホームに生還。敗戦濃厚のムードから一転、試合を振り出しに戻した。

 試合はその後、延長10回に中田翔が勝ち越しの犠飛を放ち4対3で勝利する。井端はこの大会でチームトップの打率.556と際立った成績を残し、大会ベストナイン(DH部門)を受賞した。

 今大会、侍ジャパンの最年長は35歳の青木宣親(アストロズ)。次いで34歳の内川聖一(ソフトバンク)となる。ともに世界一を経験しているだけに、ベテランならではの活躍が期待されている。

文=武山智史(たけやま・さとし)

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