【プロ野球】ルーキーイヤーに4勝の「伊予ゴジラ」秋山拓巳。目指すは開幕ローテーションと2ケタ勝利! (2/2ページ)
■安定感を増した秋山
今季の秋山はマウンドで口を一文字に結んでおり、その真剣な表情からは意気込みがひしひしと伝わってくる。
ルーキーイヤーでいったんはプロの喜びを知り、その後大きな壁にぶつかりプロの厳しさを知った。
先のオープン戦での1球1球丁寧にコントロールされたボールは、この経験が最大限に生かされた結晶だろう。以前、勝てなかった時期に垣間見えた弱さは感じられず、今はマウンドでどっしり構え、安定感が増した。そんな秋山がまぶしくもある。
昨季9月16日のDeNA戦、24年連続勝利をかけて登板した三浦大輔(DeNA)に投げ勝ち、秋山は4年ぶりの勝利を挙げた。この1勝も自信につながったのだろう。
昨年の秋季キャンプでは、金本知憲監督から「秋山がとてもいい」と賞賛されるほど調子を上げ、春季キャンプで自分の型を確固たるものにしていった。
■プロ8年目の大型新人が花開くとき
精神的にも技術的にも成長した秋山が次に目指すべきものは、やはり先発での2ケタ勝利。
幸い今季の阪神打線の得点力は、若手の台頭による激しいポジション争いの結果、昨年を上回っている。
秋山が今春に見せているような丁寧な投球を徹底し、試合序盤で大崩れさえしなければ、打線の援護で勝ち星を積み重ねていくことは可能だ。
プロ8年目を迎える「かつての大型新人」が、遅ればせながら大きく花開くときがようやくやってきたようだ。
- まろ麻呂
- 企業コンサルタントに携わった経験を活かし、子供のころから愛してやまない野球を、鋭い視点と深い洞察力で見つめる。「野球をよりわかりやすく、より面白く観るには!」をモットーに、日々書き綴っている。