こんにゃく飛粉から調製される発酵生産に有効な培地成分 (3/3ページ)
以上のことから,飛粉糖化液は微生物培養資源として,特にアミノ酸源としてカゼイン水解物であるペプトン類等に代替しうる培地成分として有効であることが示された。そのアミノ酸組成はロイシン,バリンといった分岐アミノ酸やアルギニン,ファニルアラニン等を多く含む点で,カゼインその他の由来の培養原料と異なった特徴を備えており,その特性を活かした培養資源としての応用展開が期待される。
飛粉糖化液はその他の抗生物質の生産をはじめ、生理活性物質生産に広く応用できる可能性がある。動物細胞培養及びそれを用いた物質生産への効果は未検討であるが、これらへの応用にも期待が持たれる。
研究成果のまとめ
これまで有効な用途のなかったこんにゃく飛粉について、その糖化液の調製方法を確立した。飛粉糖化液の微生物培養資源としての検討の結果、乳酸生産やペプチド系抗生物質生産への効果が認められた。飛粉糖化液には各種糖質のほか特徴的なアミノ酸、ミネラルが含まれており、従来の培地原料にないタイプの培地成分として活用が期待される。なお、この内容はすでに特許出願済みである。
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