天才テリー伊藤対談「蝶野正洋」(2)今だと蝶野さんはビンタの人なの!? (2/2ページ)
テリー 特に、今のお笑いの人たちはレベルが高いですからね。
蝶野 今まではゲストで行って、ただ自分のパフォーマンスを出せばよかったんですけど、今は1時間の生放送という限られた時間の中で、自分をアピールしなくてはいけない。それはすごく難しいです。
テリー プロレスの時には、あまり自己アピールなどは考えていなかった?
蝶野 日本のプロレスは、ある程度ハンディカメラも追いかけてくれるから、試合中そこまでカメラを意識する必要がなかったんです。でも、マサ(斎藤)さんにアメリカに連れて行ってもらった時に、意識が変わりましたね。
テリー それは、どういうことですか。
蝶野 例えば、マサさんがボストンクラブなんかをキメると、会場の観客じゃなくて、カメラに向かって「オオッ!」とアピールするんですよ。「アメリカでは、メインのカメラがどこにあるかを意識しろ。会場にいる1万人じゃなくて、テレビの向こうの何十万人にアピールしろ」って言われたのが、すごく印象に残っています。
テリー そうか、「魅せるプロレス」に開眼したんですね。
蝶野 だから俺も、いちおうカメラありきの業界で育ってきたつもりだったんですけど、バラエティというのはまた全然違いますね。言葉遣いとか、言ってはいけないこととか。
テリー 1年ぐらいやれば慣れてきますって。
蝶野 そうですかね、今はもう精いっぱいですから。今年の1カ月は1年ぐらいに感じられますね(笑)。