熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times 「追い風」が4つもある2017年の田中将大 (2/3ページ)
田中が大捕手であるマッキャンと組むといい結果が出ず、経験に乏しい若手や控え捕手と組むと好投するのは、マッキャンのような実績のある大先輩が相手だと遠慮があるので、投げたい球種を投げられない面があるからだ。それに対し、サンチェス、ローマインに対してはサインに首を振り続けて100%自分の投げたい球を投げられる。そういうときの田中は好成績を出すのが常だ。
★追い風〈その3〉オプトアウト
田中はヤンキースと7年1億5500万ドル(170億円)の契約を交わしているが、この契約にはオプトアウト条項(契約を破棄するか選べる)があり、4年目(2017年)終了時点で望めば、FAになって他球団に移籍できることになっている。また、球団からさらにいい条件を引き出して残留することも可能だ。
それが可能になるのは好成績をあげた場合に限られるが、最近では7年1億6100万ドル('09〜'15年)でヤ軍と契約したCCサバシアがオプトアウトの年('11年)に防御率3.37というまあまあの数字を出し、同水準の年俸で実質2年の契約延長を勝ち取っている。
田中の場合も、トップ10に入るレベルの防御率(3.20以内)をマークできれば、同水準の年俸(2200万ドル=24・5億円)で1年、サイ・ヤング賞を争うレベルの活躍を見せれば2年契約を延長できるだろう。これは大きなモチベーションになる可能性が高い。
田中はメジャー挑戦を控えた'13年に東北楽天で24勝0敗をマークしており、モチベーションが高くなればなるほど凄みが増すので、今季は期待が膨らむ。
★追い風〈その4〉試合終盤は最強の逃げ切りコンビ
昨年7月末、ヤンキースは優勝の望みがなくなったと判断し、最強のリリーバーであるチャップマンとAミラーを相次いで放出。それに伴ってクローザーに抜擢されたベタンセスだったが、酷使がたたってシーズン終盤に失投が多くなり、リードをひっくり返させるケースが続出した。
しかしヤ軍はオフに、チャップマンを連れ戻すことに成功。8回ベタンセス、9回チャップマンという最強の逃げ切りコンビで今シーズンに臨むことになる。